家の中で虫に刺されたときに、蚊だと分かりやすく「蚊にさされた」とわかりますが、
赤くなって、めちゃくちゃ痒い
何ヶ所もまとめて刺された
刺された覚えがない
というとき「何に」刺されたのか判断がつきません。
ペットがいればまずはノミを疑います。
でも、果たしてノミの駆除を行うだけでいいのでしょうか?
その刺され方、もしかしたら「ダニ」かも知れませんよ?
去年、我が家で起きた体験談を元に、ノミやダニに刺されたときの違いをお伝えします。
目次
ノミとダニの違いって?
ペットがいると「ノミ」と思ってしまいませんか?
特に猫ちゃん。家の中で発生するノミは、ほとんどが「猫ノミ」だそうです。
うちにも猫がいるので、本当に油断ができません。
ところが去年、うっかり薬を与えるのを忘れていて・・・家の中にノミを発生させてしまいました。
気づいたのは、自分の足の虫刺されあとからです。
蚊なら、結構肌に止まっているのを目撃したりしますし、赤くならず肌が膨らむだけなので分かります。
でもノミって刺されたあとずいぶん時間がたってから痒くなるので、最初は分からないんです。
で、私も何ヶ所か刺されてしまって痒くなってから気づき、ノミ用の櫛で猫たちの毛をすいて見ると、案の定。
今回はまだ「大量」発生までは行ってなくて、櫛ですいても黒いノミの糞はほとんどみつからず、生きているやつがもぞもぞっと数匹みつかっただけでした。
急いで猫全員に駆除剤を飲ませ(うちではコンフォティスです)、くん煙剤の殺虫剤を使い、家中を「殺虫」。
以前一度ノミを発生させてしまったときには、これでばっちり効き目があったので、もう大丈夫だろうと思っていたのですが・・・
ところがダメだったんです。
私の虫刺され痕はどんどんと数が増えて、足首だけではなく、膝や太もも、朝起きてみると、今度は首すじや、脇の下、お腹の当たりや、臀部までもが、赤い点々。
ソファにかけてある毛布にもノミがいるのかな、と洗濯機で丸洗い。
痒みには慣れている私ですが(参照記事)、とにかく体中にぽつぽつが増えていくので、かなり恐怖を感じました。
でも刺されるのは私だけで夫はまったく刺されません。
なので、何だろう?何だろう?というだけで、しばらく何も対策をしませんでした^^;
でもやっぱり赤いぽつぽつは増えていくし、ノミにしては衣類の中にまで侵入してくるって変だな?と。
でもこの時はまだ「ノミ」だって信じていたので、もう一回だけくん煙剤を使うことに。
今回は、ラグやクッション、かけ布団など、すべてに効果が行き渡るように、椅子の上にかけたり、とにかく隅々まで行き渡るような工夫をしました。
そのおかげか、しばらくしてから赤いポツポツが増えるのはストップ。
一応「駆除」はできたようです。
が・・・・・気になって調べたんですよ。
ノミがお腹とか臀部とか刺すっておかしいですよね?^^;
どうやら。我が家ではこの年、ノミだけではなく「ダニ」が大発生したらしいです。
ノミは見えるんです。
フンもわかる。
猫の毛をかきわけて見れば一目瞭然で、黒くて小さな点々があったらノミのフンです。
生きているのも、たまに「ささっと」毛の間に隠れる瞬間とか目撃できます。
でも、ダニはまったく見えません。
まさかダニが大発生していたとは、思いもよらなかったので、猛省して、早速我が家はダニ対策に乗り出しました。
ダニの駆除方法 マットレスの場合日光で退治できる?掃除機のかけ方は?
ノミやダニの刺され痕の特徴は?
ノミに刺されたときの症状は?跡は?
ノミは、足や膝下を刺すことが多いですが、
ノミがいるところでゴロ寝をしていると、別の部位も刺されます。
要は床から数十センチのところは危ないんです。
刺されると、最初はぽつっと赤くなります。どのくらい前に刺されたものなのかは分かりません。
人によっては数時間、数日後に刺されたのが反応するらしく、私も未だに自分の「潜伏期」がわかっていません。
赤いものが出てから、20-30分ほどでだんだんと赤くて痒いものが広がり、直径1センチほどになります。
そのころになると赤い丸の真ん中に「ポチっと」ふくらみができはじめます。
そこが、数時間で大きな水膨れになります。
水膨れは、パンパンに膨らんでまるで極小の水風船。
「潰してはいけない」とネットではありますが、どうしてもつぶれちゃいます^^;
衣類とかで擦れたりしますし。
ひどい「水風船」になりやすいのは、皮が薄いスネとか足首で、他の部位は水は溜まってもそれほど大きなふくらみはできないようです。
水膨れの中の水は、潰してもどんどんと流れ出てきて、数日は流れ続けます。
水膨れの水の正体は、「滲出液」といい、血液中に含まれる血清や止血成分で出来ている液体で、
放っておくと靴下やストッキングと、刺され痕が、滲出液が固まる作用で「くっついてしまい」、脱ぐときに剥がれるので、
せっかく固まってきても、またぐじゅぐじゅした刺され痕になってしまいます。
ですので、やはりなるべく潰さないように。
つぶれてしまったら、緩くバンドエイドを貼り付けて、滲出液が流れ出るのをキャッチすること。
バンドエイドを取り替えるときにまた固まった滲出液が剥がれちゃうんですが、何度か繰り返していると、1週間くらいでようやくかさぶたが出来てきます。
かさぶたはそっとしておかないと、血が出てしまうんですが、かさぶたの段階までくれば、治りは早いです。
一番大変なのが、つぶれた刺され痕から出てくる水分が、どんどん盛り上がって沸いてくることで、そのときになるべく噛まれ痕を刺激しないように工夫しないといけません。
かさぶたが取れたあとの皮膚には、黒ずんだ丸いシミが残ります。
これは1年以上かかってようやく色が目立たなくなるというやっかいな痕です。
自分の体験上、皮膚にホホバオイルを毎日塗ると、シミが早く消えるような気がします。
ダニに噛まれたときの症状は?跡は?
一方ダニは、衣類の中でも平気で刺してきます。
こちらも「いつ」刺されたのかはっきり分かりませんし、ダニは目には見えないほど小さいので、いるかいないかが分かりません。
私の場合、寝て起きたあとに、赤いぽちぽちが増えたので、ベッドに大発生してしまったのだと思います。
私がさされたのは、わき腹や、背中にかけて。
下腹の下着のゴムに沿って「ダニが歩きながら」刺していったかのような、一列のあともありました。
一晩で一気に増えていくのではなく、少しずつ増えていくんです。
刺された跡は、非常に痒いです。痒みの度合いで行ったら、ノミの2倍は痒いです。
でも、ノミのように大きな水ぶくれができるわけではなく、10日ほどで痒みもいつの間にか消え、噛まれ跡がシミになることもありません。
太ももにも数ヶ所刺され痕が出来ていたのですが、そちらには小さな水ぶくれができ、それがつぶれてかさぶたになりました。
でもこれが「ノミ」によるものなのか「ダニ」によるものなのかは、不明です。
ダニとノミの区別はどうやってするの?
体験上、刺された痕だけで、ノミがいるのかダニがいるのか推測するのはとても難しいと思います。
両方とも、
噛まれた箇所が赤くなる
痒い
部位によっては両方とも水ぶくれができる
ノミに刺されてつぶれてしまった水ぶくれの痕はのちに黒ずんだシミになりますが、それはもしかしたらノミが刺す部位の、スネや足首など皮膚が薄いところで水ぶくれが大きくなるせいかも知れません。
ノミはジャンプできるところなら、「どこでも」刺します。
一方で、ダニはどちらかというと「やわらかい」「美味しそう」なところを刺すようですね。
ノミとダニが好む環境は、両者とも「温暖で湿度の高い」ところです。
ノミが大発生する環境は、おそらくダニも大発生しやすいといえるのではないでしょうか。
ペットがいるから=ノミ
という思い込みはとても危険で^^;、私のように噛まれまくってそれではじめて「後から」気づかないように、みなさんは気をつけてくださいね。