RSウイルスで鼻水がとまらない理由は?何科に連れて行く?

RSウイルス感染症の症状が一通り収まっても、咳や鼻水だけが妙に長引くというお子さんも多いようです。

あまりに何週間も鼻水ズビズビで、いつよくなるのか先が見えないと不安になりますよね。

鼻水がとまらないのは、RSウイルスがまだ治っていないということなのでしょうか。

今回は長引く鼻水についてまとめましたのでご覧ください。

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RSウイルス感染症で鼻水がとまらないのはなぜ?

鼻水には鼻から入った異物を体の外へ流し出してくれるとか、鼻の中の湿度を保って免疫力を保つなどの大切な役割がありますが

RSウイルス感染症にかかるとはじめから終わりまで、ずっと大量の鼻水と、続く咳とに悩まされることになります。

大量の鼻水はRSウイルス感染症の大きな特徴のひとつなんです。

RSウイルスに感染すると、潜伏期間があってから発症という段階を踏みますが、発症してからおおよそ2週間くらいたてば、たいがいのお子さんはよくなります。

ところが時には2週間たっても3週間たっても鼻水が止まらず、鼻水が咽頭を刺激するのか、湿った咳もなかなか止まらないというケースもあるんだそうです。

>>RSウイルス感染の咳がひどい。長引く原因は?
 

あまりにも鼻水が長い間止まらない場合は、実はもしかしたら副鼻腔炎という病気をこじらせているのかも知れない可能性があるので気をつけたほうがいいんですよ。

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RSウイルスにかかると副鼻腔炎になりやすい!?

RSウイルスの鼻水についてもう少し詳しくみていきましょう。

かかりはじめの鼻水はサラサラとしていたはずです。

ただの風邪っぽくもあり、いわゆるアレルギー性鼻炎のような、透明感のある鼻水からはじまります。

この時の鼻水は体がウイルスを「異物」として外へ洗い流そうとしている状態なのだそうですが、時間の経過と共にどんどん粘り気を帯びてきます。

RSウイルスが鼻や喉の粘膜にとりついて、増殖をはじめたということで粘り気が出てくるんだとか。

粘り気のある鼻水が出てくるということは、その部分が炎症を起こしています。

ここまでは一般的な風邪と同じような経過なのですが、

RSウイルスの場合、炎症がそのまま鼻の周りにある「副鼻腔」という器官へ広がることが多いそうです。

普通の風邪でも副鼻腔へ炎症が広がることはあるのですが、RSウイルスの場合ウイルスの特性として特に副鼻腔炎になりやすいんだとか。

副鼻腔が炎症することでさらに粘っこい鼻水が大量に出るということに。

鼻水が喉に回ればますます刺激されて咳が出やすくなりますよね。

RSウイルス感染症で鼻水と咳が特に酷いというのは、もともと副鼻腔炎になりやすいからということもあったんですね。

 
ただそれでもたいがいは、鼻水の量も減り、咳もだんだんしなくなるはずなのです。

ところが副鼻腔炎をこじらせてしまった場合は別です。

RSウイルス感染症そのものが治るはずの時期が来ても、鼻水がなかなか止まらない、鼻水が喉を刺激して咳も止まらないといった場合、

もしかしたらRSウイルス感染症は治っていて、副鼻腔炎が悪化しているという可能性もあるので注意したほうがよさそうなのですね。

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副鼻腔炎だとしたら小児科それとも耳鼻科?

というわけで、RSウイルス感染症がよくなるはずの時期がすぎても鼻水が続く場合には、一度耳鼻科を受診されることをおすすめします。

急性副鼻腔炎を放置しておくと、次に風邪を引いたときに悪化しやすくなるそうですし、中耳炎も心配です。

子供の場合にはそれほど心配することはないといわれているようですが、慢性化して蓄膿症になることもあるそうです。

耳鼻科は混んでいることが多くて連れて行くのも大変ですが、慢性化すると大変ですし、一度受診されることをおすすめします。

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RSウイルスの鼻水は取り扱い注意!

RSウイルス感染症では、増殖した大量の感染力の強いウイルスが鼻水にたくさん含まれているそうです^^;

RSウイルスの感染経路は飛沫感染か接触感染なのはご存知かも知れませんが、それって

お子さんの鼻水が自分の手について、そのままおもちゃを触って、そのおもちゃで兄弟が触って・・・・のような経路でも感染するってことですよね^^;

だから鼻を吸ってあげたあとや、拭いてあげたあとのお母さんの手洗いなどは引き続き徹底したほうがいいですね。

そしてRSウイルスは症状がなくなったあとも1-3週間という長い期間感染する力が残っているそうで、それを考えると、RS感染症が見た目よくなったとしても、しばらくは外出も控えるなどしたほうがいいでしょう。

また予防接種や旅行の予定などがある場合は、必ず医師に確認して、決めるようにしたほうがいいですね。

 
今回は鼻水について、長引く場合は耳鼻科の受診をおすすめしましたが、赤ちゃんの場合こまめに鼻水を吸うということがとても大切だそうです。

やはり鼻水が鼻の奥に残っていると、中耳炎や、今回お話した副鼻腔炎が長期化するなどの原因になりますから、吸入器をまだ持っていないようでしたらこの機会に購入されてはいかがでしょうか。

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☆RSウイルス感染症で鼻水もひどい場合、咳もまったく収まらないことも多いですよね。眠れないときのおすすめ対策をお伝えしていますのでこちらも参考にしてください。
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