これが更年期のホットフラッシュ?ほてりの原因と5つの対策

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最近、妙に首から上だけがかーっと熱くなって、汗がにじみ出てくることはありませんか?

それは、もしかしたら更年期障害がはじまったせいかも知れません。

今日はホットフラッシュの症状と原因、そしてホットフラッシュがひどくなってきたらどうしたらよいのか対策をお伝えします。

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更年期のホットフラッシュとはこんな症状

自分がまさか更年期?

そうなんですよね。急に顔がほてったり、暑い日でもないのに額から汗が出てきて「あれ、これがもしかしてそうなの?」とはじめて更年期障害に気づく人も多いのです。

更年期障害は案外突然はじまります。

ほとんどの人は自分はまだそんな年齢ではないと思っているので、最初は更年期障害だと気づかない人も多いかも知れませんね。

更年期障害による症状で分かりやすいものは以下のようなものでしょう。

顔や上半身のほてり

額や首筋から流れるような汗が出てくる

恥をかいたわけでもないのに、耳や首のあたりに血が上るような気がする

みんなが寒いというのに自分だけ熱い

熱があるのかと思ったが測っても平熱だ

みんなが熱いというのに、自分だけぞくぞくする

足だけが妙に冷たく感じる

外出から戻って冷房が効いている部屋なのに、汗がなかなか止まらず恥ずかしい

このように、体の温度調節があたかも故障してしまったかのような症状のオンパレードですが、これらはすべてホットフラッシュに関係しています。

もしかしたらいままで規則正しかった生理の周期が乱れたり、理由もないのに妙にイライラするとか、理由もないのに気分が沈んで元気が出ないといったことも起きていませんか?

更年期にさしかかると体の変化や嫌な症状が出てきますが、なかでもホットフラッシュはいわば誰もが経験する、更年期障害の症状の代表ともいえるものなのですね。

ということで、次章でホットフラッシュがなぜ起きるのか解説しますので、ご覧ください。

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更年期のホットフラッシュ。その原因は?

ホットフラッシュは自分でコントロールができません。いきなり汗が滝のように流れてきたりするので恥ずかしく、恥ずかしいと思った瞬間それがさらに熱くなる原因になってしまったりと、収集がつかない状態になってしまいがち。

その原因は自律神経とホルモンの乱れです。

自律神経は脈拍や血圧、発汗や消化運動などを調節する神経ですが、そのコントロールは脳の中央部にある「視床下部」という部分で行われています。

また視床下部ではホルモン分泌も担っているため、必要に応じて脳の別の場所へ指令を出してホルモンを出し血液中に送り込むという仕事もしています。

更年期にさしかかると、卵巣の機能が低下して女性ホルモンのひとつエストロゲンの分泌が減少します。

ところが視床下部は卵巣の状態は知りません。エストロゲンが体内で足りなくなったことだけを感知して、エストロゲン分泌を促す別のホルモンを放出して催促しはじめます。

でも卵巣の機能が低下していますから、いくらホルモン放出の命令を出しても、エストロゲンは増えません。

このような状態を繰り返すと、視床下部では混乱をきたし、結果ホルモンのバランスや自律神経が乱れるということになってしまいます。

これがホットフラッシュをはじめ、のぼせ、めまい、いらいら、不安などの症状が起きる、つまり更年期障害の原因なのです。

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更年期ホットフラッシュの具体的な5つの対策

では具体的にホットフラッシュを緩和させるための対策をお伝えしますね。

経験に基づいたものですので、おそらくお役に立てるのではないかと思います。
 
温度の調節を外部から行う
 
とりあえず、いつ来るか分からないホットフラッシュに備えましょう。

それには、服装を温度調節しやすく重ね着することです。

脱ぎ着がしにくい下着ではなく、コートの下にカーデガンを着るなどで、熱くなったときに脱げるものを着るようにしたほうがよいですよ。

脱げないと思った瞬間、それが原因で熱くなったりします。
 
焦らない
 
汗が出て恥ずかしいと思った瞬間から、またドバーっと汗が出ることがあります。

リラックスをできるよう、ホットフラッシュを受け入れてあげる心持ちでいると若干効果があるような気がします。

深呼吸して、別の(楽しい)ことを考えるなど、気分転換をするように心がけましょう。
 
清涼飲料水を飲む・濡れタオルで首筋をふく
 
炭酸系の飲み物を冷たくして飲むのも少し効果があります。

ただ飲みすぎも体を冷やすので、普段は温かい飲み物を飲むように心がけたほうがよいです。

タオルをぬらして首元を拭くのも、少し効果があります。
 
冷えを感じる時は、足湯をする
 
上半身は熱くても、足が氷のようにつめたいときは、足湯がおすすめです。 足湯の方法はこちらを参照してください

カイロをふくらはぎに貼ったり、ふくらはぎのあたりを手でもんでマッサージするのも血流をよくしますから、少し効果があります。
 
イソフラボンを多く含む食品を食事に取り入れる
 
イソフラボンは、女性ホルモンのエストロゲンと分子構造が似ているため、女性ホルモンのような働きをすることが分かっています。

イソフラボンを多く含む食品は大豆や葛(葛湯など)がよく知られていて、なかでも胃腸で消化吸収されやすいものとしては、納豆やお味噌など発酵してあるものが有効です。

特に、納豆がおすすめです。納豆そのものには塩分もありませんし、一日に2パック程度食べるだけで1日に必要なイソフラボン摂取量がまかなえますので効率的です。

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まとめ

更年期障害は、閉経前5年、閉経後で5年と、長い人で10年続きます。

年齢的にも体にそろそろガタが来るころですので、ただの更年期障害だと思って重大な病気を見逃さないように、機会があったら一度婦人科か更年期外来で受診してみることをおすすめします。

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