野良猫ちゃんを引き取った場合、いろいろな持病をかかえていることが多く、特に口のトラブルは見えにくいだけに気づかないうちに病状が進んでいるなど、お世話をするほうも気苦労が絶えません。
猫の口内炎との戦いは、にゃんこ自身の体力との戦いでもあり、体への負担を考えると、なるべくなら自然のものを使って症状を楽にしてあげたいというのが親心ですよね。
マヌカハニーは、果たして猫の口内炎にも効果があるのでしょうか?
マヌカハニーは猫の口内炎に効果がある?
マヌカハニーはマヌカというニュージーランド原産の樹木の花から採れるはちみつです。
「食品メチルグリオキサール」という優れた殺菌効果のある物質を自然に保有しているため、
実際に(人間の)医療現場でも取り入れている国もあるほどです。
食品メチルグリオキサールは、
○ 人間のもつ酵素にも強い耐性があり、分解されない
○ 細菌に接している部分だけではなく、深く浸透して殺菌を行う
○ 熱・光も強い
など条件を問わずにアクティブな殺菌作用を発揮するものなのです。
詳しくはマヌカハニー関連記事をごらんください
にゃんこの口内炎は、薬や注射でなんとか抑えようとしても効いたり効かなかったりで、猫の体力を考えると薬ばかりに頼るのも不安ですよね。
マヌカハニーだったらもともと食品ですし、その殺菌作用も自然界で作られたもの。
ところが口内炎への効き目に関しては、国内外を調査しても、マヌカハニーが実際に効いたという例もありますし、残念ながら効かなかったいう話もあり、100%「効果がある」とは断言できないのが現状です。
ですが、マヌカハニーが他の薬との併用が可能なことを考えれば、今続けている治療法はそのままで、マヌカハニーを追加してみて様子を見てみるのはどうでしょう。
やはりステロイド剤などを投与しているなか、マヌカハニーを与え始めてから「なんとなく良くなっている」「食事をするようになった」「ふっくらしてきた」などの話もありますし、
口内の状態も唾液に血が混じらなくなるなど、少しでも改善がみられた猫ちゃんもいるそうですよ。
猫ちゃんそれぞれ結果が違うということは、やはり仕方がないことといえるでしょう。
ただ、何もしないで見ているよりは、少しでもマヌカハニーの可能性を試してみたらどうかと思います。
マヌカハニーで症状が軽くなって猫の一日が少しでも過ごしやすいものになれば、うれしいですよね。
マヌカハニーの選び方
マヌカハニーは値段も種類も実にさまざまなものが市場に出回っています。
選ぶ重要なポイントは、抗菌活性力のレベルです。
ラベルに書いてある数値が高ければ高いほど殺菌効果も期待できますが、値段も高くなります。
日本で販売されているものでよく見受けられるのがUMF、MGOといったマークで、それぞれ抗菌活性力の検査方法が異なります。
UMF 10+、20+、MGO 100+、400+などの数字がありますが、これらは全てマヌカハニーの抗菌活性力を示しています。
もしマークが記載されてなかったら、抗菌活性力が未検査であるとか、数値が低いなどのマヌカハニーです。
普通に食べる分には問題がないですが、殺菌効果は弱いです。
猫の口内炎対策では
UMF 25+
もしくは
MGO 550+
以上がおすすめです。
これはマヌカハニーのなかでも抗菌活性力の強度があるもので、それだけに生産時に採れる量が少なく、希少価値も高いレベルです。
参考商品:
【WEB限定!送料無料】マヌカヘルス社ニュージーランド産マヌカハニーMGO550+(250g)はちみつ 蜂蜜 ハチミツ
猫へのマヌカハニー与え方
目的は、猫の口内にマヌカハニーを湿布することですが、口の中に塗るというのは不可能に近いことですよね。
なので、自分から舐めてもらう方法が一番よいようです。
鼻の下にマヌカハニーを少量つけると、反射的にぺろぺろと舐めてくれます。
我が家の三匹の猫にそれぞれ少量ずつ試しに与えてみましたが、とくに嫌がる様子もありませんでした。
そのうちの一匹の様子をお見せします。
寝ていたところを起こしたのと指が迫ってきたので、ぎょっとしていますが、マヌカハニーを与えること自体がストレスになるとは感じられませんでした。
これだったら猫ちゃんに与えるのもさほど大変ではないと思います。
まとめ
猫の口内炎は見ていてもつらいですし、痛みで餌が食べられないとみるみる痩せますよね。体力が落ちると他の病気も併発しかねませんし、
どうか猫ちゃんにマヌカハニーが効いて症状が軽くなることをお祈りしています。
お願い:猫によってはマヌカハニーが体に合わない可能性も考えられます。マヌカハニーを与える際にはかかりつけの獣医さんに相談しながら行うようにしてください
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