花粉症で一番つらい症状はと聞かれたら目のかゆみじゃないでしょうか。
こすってはダメとはいえ、我慢にも限界があります。
目の玉を出して洗うわけにもいかない、まばたきするだけではかゆみは収まらないという状態だと
集中力もなくなって大事な予定も上の空になりかねません。
そこで今回はとにかく目の痒みだけでもなんとかしたい!!!という人のために、かゆみ緩和対策をまとめましたので、いますぐ実行してみてください。
目次
花粉症で目がかゆいときの対策はとにかく目薬!
まだ目薬を試していない人はぜひ薬局で目薬を購入してきましょう。
花粉症の目薬には
○ クロモグリク酸ナトリウム
○ マレイン酸クロルフェニラミン
という成分が主に使用されています。
このふたつのうち、とくに痒みにすぐ効くとされているのは
マレイン酸クロルフェニラミン (クロルフェニラミン)のほうで、抗ヒスタミン薬の定番ともいうべき成分です。
即効性を求めるのならば、目薬にクロルフェニミンが含まれていることを必ず確認しましょう。
一方クロモグリク酸ナトリウムは、花粉症のアレルギー発生そのものをブロックする作用がありますので、症状にあわせて相談してみるといいでしょう。
目薬は成分のほかにタイプ別でも選べるようになっています。
☆刺激のあるタイプ
☆刺激がすくないタイプ
☆トロっとしたタイプ
コンタクトレンズをしていても使用できるものなど
いろいろです。
スーっとする刺激のあるタイプについて個人的な感想を言いますと
点眼したら激痛で涙ぼろぼろ、目がしばらくあけられなかったことがあります。
なのでどちらかというと刺激の少ないほうがオススメです。
花粉のせいで目の中が刺激に弱くなっているためではないでしょうか。
それからトロっとしたタイプは、点眼後しばらく視界が曇ることがあります。
迷ってしまったら、薬剤師さんと納得いくまで相談してから決めましょう。
花粉症で目がかゆいときの対策!内服薬を飲む
花粉症による目のかゆみは目の粘膜が炎症を起こしているせいです。
↓
粘膜の肥満細胞からヒスタミン放出
↓
知覚神経を刺激
↓
目がかゆい
もともとはアレルギー反応を起こしているわけですから
目のかゆみにも内服薬が効く場合があるんです。
○ 点眼薬だけではかゆみが収まらないとか
○ 点眼薬をつけたらかゆみがひどくなったなど
目薬だけではどうにもならない場合、内服薬で症状が軽くなるかも知れません。
眼科=点眼薬のイメージがあるかも知れませんが大丈夫です!
眼科でも内服薬を出してくれるはずですので相談してみましょう。
目のかゆみに対して処方してもらえる飲むお薬は、大きく分けて二種類あります。
(1)抗ヒスタミンの飲み薬
→かゆみを引き起こす成分「ヒスタミン」の働きを抑える
(2)抗アレルギーの飲み薬
→効果が出るまで時間がかかるため、花粉症とわかっていて、症状がはじまる前から飲み始めるのが好ましいお薬
いずれにせよ眠くなりにくいお薬もありますし、
眠くなるものでも就寝前に飲めば効き目が1日持続して昼間は眠気を感じないものもあります。
予定がある日に居眠りしては大変ですから、その点をしっかり眼科医と相談して、できれば少し前から飲んで眠気に襲われないか確かめておくといいかも知れません。
目のかゆみには涙と人口涙液
花粉を洗い流すというのも痒みに効きます。
ですが水道水は避けましょう。
水道水では目を保護している成分まで洗い流してしまうことになります。
目を保護している成分は三層構造になっていて、これを洗い流してしまっては大変。
○ 角膜に接しているムチン層
涙を目の表面にとどめる働きがあります
○ ムチン層を覆っている水層
涙の大部分が水層からできています
○ 一番外側の油層
涙が蒸発するのをふたのようにして防いでいます
目の中の花粉を洗い流すのに一番適したものは「涙」なのですが
あくびをしたところで出てくる涙の量はたかがしれていますので
おすすめは上記の三層も守りつつ、涙の成分と同じ働きをする
「人口涙液」
コンタクトレンズをしていない人も使用できますので
花粉を洗い流すため用に、ぜひ入手しておきましょう。
点眼薬ではないので、一日の使用量も制限がありません。
痒い~!!!
ガマンできない~!!!
というときには、人口涙液で花粉を洗い流してみるのがおすすめです。
目のかゆみも花粉予防が大切
痒い!!=花粉がすでに目に入っているわけですから、いまさら予防?
と思うかもしれませんが
いくら内服薬や点眼薬で花粉対策しても
目にどんどん新しい花粉を入れてしまっては、本末転倒です。
目のかゆみは花粉が目に入ることでおきますから
入れないための予防はしっかりしましょう。
花粉が目に入らないための予防策は
つばの広い帽子
花粉対策用のメガネ
隙間のないマスク (花粉症用)
これらは必需品と考え、是非今日から身に着け、併用で花粉防止専用に作られたスプレーも何種類か出ていますので利用してみてはいかがでしょうか。
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とにかくまずは予防です。
何もしていなかった人は、これだけでも目のかゆみが激減するかも知れません。
痒みをなんとかしたいなら、是非試してみましょう。
その場で出来る目のかゆみ緩和方法
そうはいっても、この場ですぐ出来る痒み対策って何かないの??
という場合・・・・
私もじつは目のかゆみが相当ひどいのですが、
「かゆみが納まるような気がする」方法というのはあります。
外出先などで、どうしようもないときは試してみてください。
○ティッシュを濡らし、軽く水気を絞って目をそっと押さえる
ティッシュのひんやり感が、かゆみを少しだけ緩和してくれる
○目じりを引っ張りながら、あくびをする (涙がふつうのあくびより多く出るので少しかゆみが収まるかなという気がします)
○目をぎゅっと閉じてかゆみをがまんする
(しばらく閉じていると痒みが収まるような気がします)
○目のかゆみに効くとされるツボを押してみる
ツボのひとつに目頭があります。
鼻と目の間のくぼみですね。晴明(せいめい)というツボなのですが
そこを人差し指でぎゅっとおすと、なんとなくかゆみがやわらぐような気がします
○眉毛を指で軽くなぞりマッサージしてみる
軽く眉毛をなぞってマッサージすると、少しはかゆみが収まるような感じがします
これらの方法は、根本的に痒みを取り除くわけではないので、
痒くてどうしようもない、その瞬間だけにちょっと効く方法と考えてくださいね。
まとめ
花粉症で、すぐに目のかゆみをやわらげたいときには
○ 目薬を使ってみる
○ 内服薬を飲んでみる
○ 人口涙液で花粉を洗い流す
○ 花粉を防止
○ 目をそっと冷やすなど
ということでお伝えしました。
つらい花粉症ですが、目をこすることだけはガマンしましょう。