夜寝るとき目をつぶると、頭がぐるぐる回転するような、目が回るような感覚に陥ることはありませんか?
起きているときには感じないのに、横になって目をつぶったとたんに、ぐわんぐわん。。。
そのような状態に私もなったことがありますが、なかなか寝られなくなって困りますし、気持ちが悪いですよね。
そこで今回は、夜寝る前に目をつぶると起こるめまいについて原因で考えられることを調べましたので、あなたも同じ症状だったらチェックしてみてくださいね。
寝る前のめまいは病気?
目を閉じてグルグルと見えない視界が回ったら誰でも不安になるものです。
目が「ぐるぐる」する眩暈は、一般的に【回転性めまい】といい、体がふわふわしてふらっとなる眩暈とは区別されています。
体がふわふわするのは【浮動性めまい】と言い、「更年期障害」とか、「高血圧」、「低血圧」と、体の不調のSOSサインであることも多いのですが
目がぐるぐるする回転性のめまいの場合は、耳の中の平衡感覚を司る器官に何か不具合が起きている可能性が大きいようで
三半規管に異常が起きているとか、あとは脳へ平衡感覚の信号が正常に伝わっていないなどが考えられるようです。
もっとも多いのが
☆良性発作性頭位めまい☆と言われる病気ですが
どちらかというと☆メニエール病☆のほうが有名ですよね。
でも数的には前者の「良性発作性頭位めまい」になる人のほうが圧倒的に多いそうですよ。
そうはいっても本当の原因は病院で診てもらわないと判断できないことなので、このような病気もあるんだということで参考程度にしてください。
さて既出のように良性発作性頭位めまいは、グルグル目の回るめまいの原因ナンバーワンだそうです。
これは内耳の「前庭」という器官に通常はあるはずの「耳石」という炭酸カルシウムでできた石が、何かの原因で隣の「三半規管」に入ってしまい、バランス感覚を司る脳に間違った指令を送り脳を混乱させてしまうことで起きます。
耳石は自然に溶けてなくなることもあれば、医者の指導のもとで簡単な頭を動かす運動で石を正しい位置に戻してあげることで治ります。
特徴的なのが、このめまいは目をつぶっていてもいなくても、頭の位置を動かすことで起きます。
つまり三半規管に入った耳石が動くと起きるので、目を開いているか閉じているかは関係ありません。
良性発作性頭位めまいは発生しても30秒ほどで治まり、「ひどい吐き気」や「耳鳴り」や「難聴」といったほかの症状はありません。
良性発作性頭位めまいについては別ページで詳しくとりあげましたので興味がある方はごらんください>>続きを読む
さて一方、めまいの他に難聴や耳鳴りといったほかの症状も感じられる場合には、「メニエール病」という可能性も考えられるようです。
勝手にそうだと思い込むのは危険ですが、メニエール病の症状も参考までに簡単にまとめておきますね。
メニエール病は、
○激しいめまい、難聴や耳鳴りが起こり、時に吐き気を伴います
○めまいはグルグルする「回転性めまい」で、数分では収まらずに30分から時には数時間とずっと続くのでとてもつらい症状です
○原因は、内耳に通常あるリンパ液が何かの要因で増えすぎてしまうことで起きます
一般的にはメニエール病はストレスをかかえるような生活を続けていたり、過労や睡眠不足など、生活のリズムが乱れることや、アレルギーなどの要因もあるそうなので、
目を開けていてもつぶっていても、激しくグルグルした眩暈が続くようでしたら、体が悲鳴をあげているサインであることも多いので、早めに病院で診てもらうことをおすすめしたいです。
目をつぶるとぐるぐるする原因は?
ただ、誰でも目をつぶって眩暈を感じることはありますから、あまり心配しすぎないほうがいいと思うんです。
私なども、日中文字通り「目が回るほど忙しかったり」すると就寝前になることがあります。
ですからおそらく疲労によるめまいというのもあると思います。
運動でくたくたになったときよりも、仕事が忙しくて、体も頭も心も、心底疲れて、布団にたどり着くのもつらいくらいつかれきったときに現れることが多いです。
つまり原因はストレスによるものも考えられると思うんです。
他の人に聞いても同じような話を聞くので、もしあなたも最近疲れている感じだったら、まずは疲れるような生活を改善すれば寝る前のめまいも治まるかもしれませんね。
私も一旦ぐっすり寝てしまえば翌日には治っていることも多いですので、まずはあまり心配しすぎずに様子をみてみるのもおすすめです。
ただ目つぶるたびにぐるぐるするという状態が毎日のようにあったり、起きているときでも目をつぶるとぐるぐるするのは、一度病院で検査してもらったほうがいいかも知れません。
例えば起立した状態(立ったポジションで)目をつぶると体がぐらつくとか、まっすぐに立っていられずよろける、そういった症状がある人は要注意です。
普通は目をつぶっても(視覚に頼らないでも)体をまっすぐに保てるはずですので、
それができないでグラグラしてしまったり、まっすぐ立っていられない場合には
内耳の器官に何か異常があるのか、脳のほうに異常があるのか、専門医に診てもらうのが一番よいでしょう。
あまり心配して、大きな病気が隠れていたらどうしよう、脳の病気だったらどうしよう・・・と寝る前に色々心配して考えるのはかえって体に悪いですから
早めに病院で検査してもらい、すっきりさせたほうがいいですね^^
目を閉じて めまいがする原因他には?
年齢に関係なく寝不足や疲れが続いて、自律神経の働きが乱れると脳に十分に血流がいかずに耳鳴りやめまいを感じたりすることはよくあります。
自律神経の乱れは、例えば不規則な生活だったり、心配ごとだったりと、ストレスとも密接な関係があります。
それから意外にも頭蓋骨のゆがみや顎関節のゆがみ、首のこりや肩こりが原因のことも多いそうです。
貧血でも目をつぶるとグルグルすることがありますし、
先ほども書きましたが、あまり症状が長く続いたり、耳鳴りや、周囲の音が聞こえづらい(難聴)などの症状も出ているようでしたら、
三半規管だけの問題ではないかも知れないことを考えて、総合的に診てくれるめまいの専門医にかかることをおすすめします。
全国のめまいの専門医については別ページのおわりにリンクが貼ってありますので参考にしてくださいね。