環境にやさしい暖房器具として湯たんぽを愛用する人が増えてます。
ですが色々選択肢があって、どれがいいのかすごく迷いませんか?
そこで今回は湯たんぽとしてはもっとも一般的な「トタン製」と「プラスチック製」を比較しましたので、自分にぴったりな湯たんぽ選びにお役立てください!
湯たんぽはトタンかプラスチックか?
私は昭和の人間ですので、湯たんぽといえばトタン製のイメージが強いのですが、今やプラスチック製のものも多く出回り、色や形など好みのものを選べるようになりました。
湯たんぽの使い方といえば主に
☆布団に入れて温める
☆体に直接あてて局所的に温める
それからペット用に検討している人も多いでしょう。
トタン製は固くてゴツいですから、体を部分的に温めたいときには不自由です。また重いので持ち運びには向いていません。
ですが鉄製という素材によるメリットも大きいです。これはこのあと説明しますが、
一方プラスチック製だと、大きさも手のひらサイズから大型のものまでバリエーションは豊富ですから、用途によって使い分けるといったことも可能になります。
持ち運びするならやはりプラスチック製のほうが軽くて便利でしょう。
なぜトタン製を選んだ人はそれに決めたのか。
プラスチックのは何がよくてみんなプラスチックにしたのか。
それぞれをみていきましょう。
湯たんぽのトタン製 プラスチックにはない魅力とは?
トタン製の魅力はなんといってもコロンとしたレトロな色形ではないでしょうか。
プラスチックは実用重視で味気ないデザインが多いですが、トタン製だと使っていないときはそのまま棚などにおいてインテリアとしてもかわいいです。
でもそれは二の次で、実は最大のメリットは、トタンはもともと鉄板が加工されたものですから、「直火」や「IH」でお湯を温められることなんです。
蓋をはずして、水の入った湯たんぽをガスコンロでも石油ストーブの上でも乗せておけば温められるのですから、そういった使い方をとても便利だと感じる人も多いのですね。
またお湯を再利用してそのまま温めることもできるので、水を取り替える手間も省けるしお湯をいちいち無駄にしなくてすみます。
ただし、直火がOKということが逆にデメリットにもなりますから気をつけないといけません。
それは火傷の心配です。
もともと金属製の湯たんぽは熱の伝導率がよいため、熱いお湯を注いだだけですぐに本体がもてないほと熱くなります。
また直火にかけたあとの湯たんぽは、いわばやかんと同じようなものですから、うっかり触るようなことがないような注意をしなくてはいけません。
それからトタンは錆びにくく加工してあるとはいえ、もともとは鉄板でできていますから、錆びないように手入れが必要だということもデメリットでしょう。
直火で温めなおしができる
レトロでかわいい。インテリアにもなる
トタンの湯たんぽのデメリット
火傷をしやすい
丸っこい形状なので、取り扱いしにくい
錆びやすい
☆金属製でも直火で使えないものもありますから、直火で使いたい場合には必ず「直火OK」の製品を選ぶこと
湯たんぽ トタンにないプラスチック製の魅力とは?
100円ショップでも無印良品でも、湯たんぽといえばプラスチック製が売られています。
もっとも市場に出回って入手しやすいのはプラスチック製の湯たんぽではないでしょうか。
プラスチック製の湯たんぽは、色や形、サイズが豊富で選びやすいのもメリットのひとつですが、それと共に取り扱いがしやすいという点でとても優れています。
まず金属製のものに比べて本体が持てないほど熱くなるということがありません。
湯たんぽはかならず布製のカバーに入れて使うものですが、金属製のものはお湯を入れた直後は熱くてもてません。
その点プラスチック製は熱いお湯を注いだ直後でも袋にすぐ入れて持ち運ぶことができるんです。
プラスチックの湯たんぽはデザインの点でも扱いやすいような工夫をされたものが豊富です。
特に
☆取っ手がついているもの
☆立てておけるように、片方の底が平らになっているもの
この二つは持ち運びにも便利ですし、お湯を捨てるときに蓋をあけて流しの横に立てておけばそのままお湯が落ちるので、お手入れがほとんどいらないのが便利です。
プラスチックは劣化が心配という人も多いと思いますが、他の素材の湯たんぽでも劣化は避けられません。
金属製のものはさびが心配ですし、やわらかいゴム製のものも使っているうちに劣化はするものです。
湯たんぽは使用説明書どおりに使ってもいずれは取替えなければならない消耗品のひとつですからプラスチック製だから寿命が特に短いとはいえません。
一方プラスチック製のデメリットは変形しやすいことがひとつあげられるでしょう。
例えば使用説明書には「蓋いっぱいにお湯をいれる」ということがかかれていると思います。
それを守らないで空気が入ったまま使うと、お湯が冷めたときに中の空気が縮小して湯たんぽが変形する原因になります。
また素材によっては耐熱温度が低いために、沸いたお湯を注ぐと変形する場合もあるようです。
☆形や容量が豊富で使いわけができる
☆軽くて扱いやすい
☆金属製より表面が熱くならない
プラスチック製の湯たんぽのデメリット
☆変形の心配がある
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まとめ
おっちょこちょいで火傷の心配がある人は、プラスチック製のほうがおすすめです。
湯たんぽは保温性を気にされるかと思いますが、保温性は素材よりもお湯が入る容量や、使い方によって全く異なり、単に素材を比べただけでは甲乙つけがたいものです。
トタン製は直火で温められる
プラスチック製は扱いやすさ、種類が豊富な点が最大のメリットですので、
自分の湯たんぽの用途を考えて、ベストなほうを選ぶとよいと思います。
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