浅草サンバカーニバルは三社祭のような伝統的なお祭りとはまた違って、賑やかで華やかで浮き浮きうするような夏らしいパレードです。
でもはじめて見に行くとなると様子が分かりませんよね。
何時ごろ、どの辺に行けば見られるのかとか、混雑も心配でしょう。
そこで今回は、浅草が大好きでサンバパレードにもダンサーとして参加経験のある筆者が、パレードの見学のコツなどをお伝えしますので是非お出かけ前にチェックしてください。
浅草サンバカーニバルの日程は?
まずは基本情報です。
浅草サンバカーニバルは例年8月の最終土曜日に行われていて、2017年は8月26日の開催です。
最寄り駅は浅草駅か、銀座線の田原町駅、JR上野駅や日比谷線入谷駅からも歩いていけます。
銀座線、東武線利用であれば、浅草駅の出口から出たところがパレード会場です。
浅草サンバカーニバルでおすすめの時間は?
パレード自体が行われる時間は午後1時半から夕方6時までなのですが、実は見物するとき、「どの時間に行っても同じ」というわけではありませんので注意しましょう。
ブルーシートを敷いて見られる車道側のスペースは交通規制がはじまった直後にすぐ埋まってしまいますので、一般の見物客は歩道や沿道からの立ち見という形になります。
なので基本的に何時に行ってもいいのですが、どうせ見るならより人数が多くて本格的なチームのサンバをみたいと思いませんか?
浅草サンバカーニバルは実はコンテスト形式で、参加チームは1部リーグ(S1)、2部リーグ(S2)に分けられています。
もちろんS2リーグで出場するのも大変なことですが、チームの人数や衣装の凝り方、山車の装飾すべてにおいて、やはりS1のほうが見ごたえがあります。
パレードの進行は、S2リーグからスタートします。
去年の成績に基づいて、最下位→1位の順番でパレードを行います。
S2リーグの去年の1位チームのあと、S1リーグのパレードがはじまり、最後のトリを飾るのが去年の優勝チームという段取りです。
ということで、敢えて言うならS1リーグの最初のチームがスタート地点につく午後3時ごろから見物するほうが、前半よりも充実した見物ができるのかなと私は感じます。
もちろんS2リーグのチームも見てて楽しいですし、スポンサーチームのサンバパレードなども合間合間にありますから、早い時間に行ったとしても十分楽しむことができますので安心してください。
浅草サンバカーニバルの場所おすすめは?
当日はパレード会場の「馬道通り」から「雷門通り」がお昼頃より通行止めになります。
公式ホームページの地図はこちら
パレードのスタートが馬道通りの「産業貿易センター」の周辺で、フィニッシュは雷門通りの「雷門一丁目交差点」の手前です。
中間地点がちょうど浅草駅前交番や「神谷バー」がある交差点あたりになります。
見物客のみなさんはたいがい浅草駅を出て、一番盛り上がりを見せている雷門周辺を目指しますが、私のおすすめは比較的空いている馬道通りのスタートライン近くです。
現地にいったらパレードの流れに逆らってスタートラインに向かって、移動してベストスポットみつけるのがおすすめです。
浅草サンバカーニバルの混雑はどのくらい?
公式ページによれば2016年に浅草サンバカーニバルに訪れた人の数は48万人だったそうです。
普段でも結構混んでいる浅草寺付近ですが、この日ばかりは相当な人混みを覚悟しなくてはいけません。
例えば現地で移動するときに、私たち見物客はスペースの限られた歩道の内側を歩くことになりますが、歩行者が集中してしまい、時には自分で行く方向さえコントロールができず大変危険な状態になることがあります。
一度筆者も人の波で身動きできず、あわや将棋倒しになるのかと非常に怖い思いをした経験があります。
なので、浅草サンバカーニバルで場所を移動したいときには行く先の様子をよくみるようにしましょう。
あまりにも混雑している場合には、パレードの行われる馬道通りや雷門通りを歩くのではなく、一本裏の通りを使ったほうが安全です。
見物するときには、比較的見やすい馬道通りのスタート地点により近い周辺で、人がまばらなスポットを見つけてそこで待っていれば、各チームが順番に通り過ぎていくということになります。
パレードはみんな踊りながらですので、進む速度がゆっくりです。
S1チームともなると参加人数も300人と非常にたくさんのメンバーで構成され、チームごとのパレード長さも180メートルにもおよび、先頭から一番最後の山車が通りすぎるのにおおよそ10分ほどかかります。
サンバの賑やかな音楽と、ダンサーたちの華麗なパフォーマンスをたっぷり見られるので楽しんできてくださいね。
まとめ
8月末といえばまだまだ暑い盛りです。
過去のジンクスで浅草カーニバルは曇りか小雨が多いなんていいますが、晴れだった場合にはコンクリートの照り返しで温度が非常にあがります。
くれぐれも熱中症対策はお忘れなくおでかけくださいね!