ニュージーランド航空のビジネスクラスの座席はフラットになるときの倒れ方がややユニーク。どんな仕組みになっているのか不思議な人も多いようです。
このページではヘリンボーン式ビジネスクラスの座席について、それからニュージーランド航空の機内食やアメニティについてもお伝えしますので、NZ航空のビジネスクラスをご検討されている人は是非お読みください!
ニュージーランド航空ビジネスクラスの座席の仕組み
ニュージーランド航空が採用しているビジネスクラスのシートは「ヘリンボーン式」といい、ヘリンボーン模様に似た座席配置になっています。
ヘリンボーン模様
この形態のビジネスクラスシートは乗ってみるとシンガポール航空やエミレーツなどビジネスクラスのサービスに同様に定評のある航空会社の座席にくらべて
仕切りがなく隣の人の顔がばっちり見れてしまう
座席が思いのほか狭い
などといった点で、プライバシーがあまりないと感じるかも知れません。
座席のサイズは
○横幅おおよそ56センチ
○フラットベッドにしたときの頭からつま先の長さがおおよそ201センチ
なので横幅は欲を言えばもう少し広くてもよいかな・・・という印象もありますが
縦の長さはまったく問題がなく、どのシートも通路に面しているため、思ったよりも広々と感じます。
足元には固定のフットレストがあり、その下の空間に小さな持ち物を入れることができます。
そのフットレスト、一応同乗者と向かい合ってお食事ができる設定で、シートベルトもつけられるようにもなっているんです。
このシート、実はリクライニングをMAXにしてもそのまま180度に倒れるわけではないんですね。リクライニング時は、歯医者さんの椅子のような体勢までしか倒れません。
ベッドにする時には、このように背もたれが前方に倒れフラットになります。
このビデオでは機材が違うため、座席配置が日本便とは異なりますが、シートそのものは同じです。
背もたれが前に倒れてフットレストと同じ高さになり、ベッドになるという仕組みです。
実際には、乗客が自分でベッドを操作する前に、寝たいという気配を察知した乗務員さんがささっと準備してくれます。
座席が180度に倒れたあと、低反発マットレスを敷き、ふかふかの枕が二つ、キルト生地の毛布でベッドが完成です。
朝起きると、歯を磨いたりしている間に乗務員さんがちゃちゃっと座席に整えてくれます。
ところで、ふつう飛行機では離着陸時には、シートを元の位置に戻さなくてはいけませんが、ビジネスプレミアのシートは、リクライニングにして、足をフットレストに乗せ、リラックスした状態のままで離着陸がOKなのです。優雅に?足を伸ばして離着陸というのも、不思議な感覚がします。
(しかも座席が斜めの配置のため、離陸の重力が斜めに、ちょうど肩にかかってきますw。なかなかできない体験ですよ!)
ニュージーランド航空ビジネスクラス機内食は?
ニュージーランドの機内食は、ニュージーランド人のカリスマシェフの監修でメニューが考えられているそうです。
機内は地上に比べて気圧が低く、機内が乾燥しているために、通常の味付けでは美味しく感じないところを、専門家チームで一番美味しく感じる状態で出せる味付けにしているそうですよ。
ワインも同様で、数名のソムリエが料理にあったワインをニュージーランド国内外からセレクトして機内で提供しているので、ビジネスクラスに乗りなれた人でもニュージーランド航空のワインは美味しいと絶賛しています。
日本とニュージーランド間はフライト時間も長いため、食事は2回です。
夕食は、
前菜
メイン
デザート
とレストランと同じように一皿ずつ持ってきてくれるスタイルです。
前菜、メインはそれぞれ2種類からのチョイス、デザートはチーズの盛り合わせも含めると3種類から選べます。
前菜の前のアピタイザー
お食事のスターター
メインの【ビーフ】
【デザートとチーズ】
往路便と復路便ではメニューが若干違いますから、同じものを食べる心配はしなくて大丈夫です。
ニュージーランド航空ビジネスクラスのアメニティの特徴
<追加記事>
2017年の秋からアメニティバッグがかわり、今までフエルト生地だったものが、黒いPVC製でサイズも小さくなりました。
中身もかわり、マウスウォッシュやチューインガムが加わったのと、モイスチャークリームのメーカーが変わりました。
前のアメニティバッグはこちら
ちょうどタブレットを入れられる大きさで、フエルトながらとても丈夫。
中身は、モイスチャライザークリーム、リップクリーム、歯ブラシと歯磨き粉、耳栓、ボールペン、靴下とアイマスクです。
ヘッドホンはノイズキャンセリングヘッドホンで、
スリッパと
お水のペットボトルがもらえます。
ひざ掛けは座席にはありませんが、寒い人は座席の後ろに収納してあるキルトを使います。
でも希望すれば普通のひざ掛け毛布ももらえますよ。
まとめ
ニュージーランド航空ビジネスクラスの座席や機内食、アメニティについてお伝えしました。
サービスはとにかくフレンドリーです。
往復の便に日本語を話せる乗務員さんが必ずいますから、英語が話せなくても安心してください。
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