豚の角煮はお肉だけでも美味しいですが、卵や大根を入れて味を染みこませると、さらに美味しくてご飯がもりもり進みます。
でも圧力鍋で作るとき、ゆで卵っていつ入れるか、なんとなくタイミングが分からなかったりしませんか?
ということで、豚の角煮に卵と大根を入れるタイミングや美味しくするコツ、早速お伝えします。
味のたっぷり染みた残り汁の再利用方法についても一番最後にお話しします!
豚の角煮を圧力鍋で作るときに大根はいつ入れる?
豚の角煮に「大根をいつ入れるのか?」
圧力鍋だと長時短で茹で上がっちゃいます。
ということで、大根は圧力鍋には最初から入れません。
まずはお好みの厚さに輪切りにして皮をむいて「面取り」をしておきます。
(私は皮をむいただけで面取りをしない手抜きですが・・・)。
そして電子レンジでチンしてある程度柔らかくしたものを、
調味料を入れて煮込む段階でお肉と一緒に入れて煮ています。
大根を生の豚肉を茹でるときに一緒に圧力鍋に入れていたら、煮崩れてしまうのでNGですが、
肉が柔らかくなり、調味料を入れなおして煮る段階で、ある程度火の通った大根を入れるということで、味がしっかり染みこみます。
ただ、茹ですぎると今度は煮崩れてしまいますので、注意しましょう。
豚の角煮を圧力鍋で作るとき卵を入れるタイミング
卵は、「固ゆで卵をいれる」か「半熟卵をいれる」か好みがあると思いますが
圧力鍋で角煮を作るときに、いったいどのタイミングで入れたらいいんでしょうか?
卵に調味料の味を染みこませるのに、圧力は、かけたほうが美味しくなるんでしょうか?
結論から書きますと、卵には圧力をかける必要はないんです。
こちらの記事で圧力鍋で作る豚の角煮のおすすめの作り方を載せていますが、
豚肉が柔らかくなって、そのあと調味料を入れて煮詰めるときに茹でた卵を入れて一緒に煮ればよいのです。
もともと圧力鍋は加圧して調理をするだけのもので、圧力によって食材を「柔らかく」する仕組みはあっても、すでに調理された卵に味をより染みこませるというわけでもないんですね。
なので、豚肉のほうさえ柔らかくなったら、圧力なしで調味料を入れてコトコト煮る段階で卵を入れても十分味は染みます。
もしも白身にもっと味をしみこませたい場合には、煮たあとに一晩放置すれば、奥まで味が染みて美味しくなりますよ。
ただし、ことこと煮る段階で入れてもいいのは「固ゆで卵」です。
半熟卵に味を染みこませたいときには、半熟に茹でた卵の殻をむいて、半熟の状態のまま加熱が終わった鍋に入れて一晩起きます。つまり一緒に煮ないんですね。
一晩漬けて置いた卵にはしっかり味がついています。
ちなみに、(私は怖くていままでやっていませんでしたが)茹でた卵を圧力鍋に入れて加熱しても、形は崩れるかも知れませんが「爆発」はしないそうですよ。
クックパッドのレシピにも、ゆで卵とやわらかく下茹でした豚肉を調味料と一緒にいれて加圧するものがいくつか掲載されています。
チャンスがあればどちらも試してみて、自分なりの作り方を極めていきたいものですね。
豚の角煮の残り汁の再利用おすすめは?
そのままご飯にかけても美味しいですが(笑)、あの甘辛の残り汁って余ってもったいないと思いませんか?
ということでおすすめの再利用方法を集めてみました。
再利用の前に、一旦冷やして、分離したラードを丁寧に取り除いてください。
でないと脂っぽくなってしまいます。
【再利用法おすすめ】
○筑前煮など煮物を作る。
レシピで八角を入れておらず、基本が和風の汁の場合、煮物に使えます。
○すき焼き風にする。
関東風のすき焼きの下割りとして。
○水を足して薄めて、肉じゃがを作る
○炊き込みご飯を作る
○煮詰めて、和風ハンバーグなどのソースにする
など、基本的に「甘辛のたれ」を使うような料理であれば、何にでも再利用できるようですが、いかがでしょうか?
ちなみに、冷凍保存もできるようですよ。
ジップロック等で密封し冷凍庫で凍らせれば、1-2ヶ月は大丈夫だということです。
まとめ
豚の角煮にゆで卵をいれたり、大根を入れたりするタイミングについてお伝えしました。
まとめとしては、
ゆで卵は、茹でて殻をむいたものを、やわらかくなった豚肉を調味料で煮込む段階で入れる。
または、調理が終わった角煮の汁に一晩つけておく。
大根も、下茹でを済ませ(レンジで加熱してもOK)、調味料で煮込む段階で入れる。その際に煮崩れしそうだったら、鍋から引き上げて、最後にまた入れなおして温めるのがいいでしょう。
>>豚の角煮が圧力鍋でも固くならないコツと簡単レシピ