関東の芝桜の名所といえば、
千葉県袖ヶ浦市の東京ドイツ村
埼玉県秩父市の羊山公園
山梨県富士河口湖町の富士本栖湖リゾート
などなど、いずれもすばらしい芝桜が見られます。
ですが車がない人にとっては行くまでのハードルが高いものですよね。
そこまで苦労して芝桜を見たいというわけでもない場合、見るのはあきらめないといけないんでしょうか?
いえいえ、安心してください。実はきれいな芝桜は、東京都内でも見られるんです。
ということで、今日は関東の名所ではなく、東京都内の「シバザクラの名所」をご紹介します。
東京の芝桜の名所はここ!
東京のシバザクラの名所は実はオフィスビルのお庭なんです。
「住友不動産三田ツインビル西館」の中庭で、満開の時期はすばらしくきれいな芝桜が見られます。
画像はこちら
これなら、ちょっと行ってもいいかな~と、思いませんか?
芝桜とは?
芝桜は、桜という名前がついていますが木ではありません。
「シバザクラ」、または「モスフロックス」といい、
もともと常緑な性質から、花壇の縁取りや石垣などに植えられ、地面を隠したり土の流失を防ぐなど、ガーデニングでもよく使われている植物です。
地面を這うように茎が「芝」のように広がるために、「シバザクラ」と呼ばれるようになったのでしょう。
花は、紫、白、青、褐色、ピンクなど色が豊富です。
「住友不動産三田ツインビル西館」のシバザクラは主にピンクです。
例えば東京ドイツ村では、広大な敷地を生かして芝桜が色別に植えられていますが、それが圧巻なことは確かですが
「オフィスビル」のオアシスにピンクの花の絨毯が見られるというのはそうそうあるものではなく、見る価値はありますよ。
住友不動産三田ツインビル西館へのアクセス
最寄り駅は3つあります。
都営地下鉄三田線・浅草線 三田駅A1出口徒歩6分
JR山手線・京浜東北線 田町駅三田口から国道15号(第一京浜)沿い徒歩8分
京急本線・都営浅草線 泉岳寺駅A3出口徒歩7分
田町駅を利用の場合、三田口を出て、京浜一号線沿いに品川方面へ数分歩いた右側。
オフィスビルなので、平日は働く人がぞろぞろいて気後れしてしまうかも知れませんが、土曜日や日曜日は静かです。
もちろんお庭への出入りは24時間自由です。
港区三田3丁目5-27
コンビニでお弁当を買って、芝桜を見ながら食べている人もちらほらいますので、晴れた週末にちょこっと寄ってみてはいかがでしょう?
芝桜の見頃は東京ではいつ?
開花は本物の桜とは時期が異なり、「4月の上旬~5月の下旬」です。
関東は4月中旬~5月の初旬になることが多いです。
咲き始めると1-2週間花が続きます。
東京都内の例年の開花は4月の中旬~5月上旬です。
毎年おおよそ4月20日ごろが満開になる年が多いです。
周辺の史跡
ついでに周辺を見て回るのはいかがでしょうか?
まずシバザクラのあるお庭の敷地内に、「元和キリシタン遺跡」があります。
ここは、徳川家光が、元和9年(1623)に50人のキリシタンを処刑した刑場の跡と言われています。
石碑がたっているだけの簡単なものですが、オフィスビルでそういった歴史を垣間見られるんですね。
それから住友不動産三田ツインビル西館に隣接した亀塚公園には、都指定史跡の「亀塚」があります。
ここは古墳時代以後に作られた人工の塚で、その形から「亀塚」と呼ばれていますが、この塚の下からは弥生時代の土器が出土しているなど、歴史的にかなり古いことがわかります。
いずれも芝桜の咲くお庭からすぐのところにあるので、ついでに見て行ってはいかがでしょうか。
まとめ
関東の芝桜の名所に遠くて行きづらい人におすすめの東京都内のスポットをご紹介しました。
週末にちょこっと寄れるロケーションにあるのが嬉しいですね。