東京で最も有名な桜の名所といえば「千鳥ヶ淵」です。
千鳥が淵は、かつての江戸城をとり囲むお濠の北西側の一帯を指します。
今日はこの千鳥ケ淵周辺でいかに混雑を避けてお花見をするかにスポットをあて、
撮影ポイントや座って一休みできる穴場をご紹介したいと思います。
満開のシーズンの劇込みを避けるために、是非参考にしてくださいね!
目次
千鳥ヶ淵の桜への最寄駅
この一帯には、有名な桜のスポットが何箇所か集合しているため、若干ややこしい印象を受けますよね。
なので穴場情報の前に、千鳥が淵周辺の桜スポット各場所それぞれの最寄り駅はどこが便利かということを見ていきたいと思います。
千鳥ヶ淵緑道の桜
いわゆる「千鳥ヶ淵の桜」と言うと、おそらくこの緑道のことをみなさん指していると思います。
お濠に沿って作られた遊歩道で、南北に全長700メートルほどです。
ソメイヨシノやオオシマザクラなど約260本の桜が植えられています。
毎年全国からこの緑道を目指して人が押し寄せるため満開の時期に訪れる観光客の数はなんと100万人以上です。
100万人というと想像がつかないかも知れませんが、
安全確保のため、緑道への入場制限がかかったり
駅が劇混みで、人の流れに「まかせて」しか歩けないとか
ともすると、おしくら饅頭で、身の危険さえも感じるというそんなレベルです。
緑道周辺に出店やレジャーシートを敷いてお花見をする場所はありません。
散策しながら桜を愛でるというスタイルになります。
緑道へのアクセスは、
九段下駅2番出口から徒歩5分で、緑道の北側の入り口へ。
半蔵門駅5番出口から徒歩5分で、南側の入り口へ。
緑道は歩道がニ方向に作られていて、お花見の時期は立ち止まらず「左側通行」で歩くよう指導されます。
つまりお濠にかかる見事な桜をこの緑道から見たり撮影したりする場合は、北から南へ向かうルートを歩かないとダメなんですね。
そうなると最寄り駅は「九段下」駅になります。
一方、緑道の車道側を歩いてもいいんだ、という人は、半蔵門駅利用で緑道の南口からスタートしましょう。
お濠は見えにくいかも知れませんが、人の流れはこちらのほうがだんぜんゆるやかです。
靖国神社の桜
厳密に言えば「千鳥ヶ淵の桜」ではありませんが、こちらも桜では超有名で
「桜まつり」の時期に屋台が出るのが靖国神社なんです。
桜まつりについては後ほど紹介しますので、読み進めてくださいね。
千鳥ヶ淵公園
千鳥ヶ淵公園は、皇居西側の千鳥ヶ淵と英国大使館に挟まれるようにある細長い公園です。
千鳥ヶ淵緑道からは、ぐぐっと南下して代官町通り*を越えたあたり。そこから縦長に皇居半蔵門まで広がっています。
(*内堀通りの「千鳥ヶ淵交差点」を竹橋方面に向かう通りを代官町通りといいます。代官町通りも桜スポットのひとつです)
千鳥ヶ淵公園にはソメイヨシノやヤマザクラなど約170本の桜が植えられています。
北の丸公園
上で紹介した「千鳥ヶ淵緑道」からお濠の向こう側に見えるのが「北の丸公園」です。
ソメイヨシノなど約330本の桜が植えられており、こちらもお花見の名所として有名です。
千鳥ヶ淵側の土手沿いの散歩道から見下す桜は水面にまで枝を垂らし、「絵」になる桜が堪能できます。
最寄り駅は「九段下駅」2番出口から徒歩5分
もしくは「竹橋駅」1b出口・徒歩5分 (←おすすめ)
千鳥ヶ淵の桜を見るのに混雑するのは?
上記で千鳥ヶ淵周辺にどんな「桜スポット」があるか紹介しました。
まとめると、この4ヶ所になります。
○靖国神社
○千鳥ヶ淵緑道
○千鳥ヶ淵公園
○お濠の向こう岸に「北の丸公園」
ですね。
このなかで、やはり一番混雑するのは「千鳥ヶ淵緑道」になります。
人にもまれながら記念撮影もままならないという状況になる時間帯もあります。
せっかく桜を見に行って、ぎゅうぎゅうと人の背中を見て終わり。。。では悲しすぎますよね。
千鳥ヶ淵の桜をみる穴場はここ!
ということで、私はぜひ「北の丸公園」をおすすめしたいんです。
この公園のおすすめの理由は
ベンチに座ってお弁当が食べられるほど余裕がある
公園内に広い芝生や池があり、気分的にもゆったり感じられる
お濠側からの撮影スポットが満載
人ごみがないわけではありませんが、緑道があまりにも混んでいるため、北の丸公園に「非難」するとホっとするくらいwです。
お濠に浮かぶボートと桜の風景なども、北の丸公園側からであれば、場所を選んで撮影できますし、おすすめなんです。
北の丸公園の最寄り駅は「九段下駅」(2番出口から徒歩5分)
もしくは「竹橋駅」(1b出口・徒歩5分)
九段下駅が劇混みなため、「北の丸公園」へは、東西線「竹橋駅」1b出口のご利用をおすすめします。
代官町通りも撮影に最適
内堀通りの「千鳥ヶ淵交差点」を竹橋方面に向かう通りを代官町通りといいます。
桜の時期は「桜のトンネル」として人気の高いスポットなのですが
「千鳥ヶ淵緑道」と比較すると、人の波も少なく、歩道が細い割りに歩きやすいかと思います。
お濠側の土手を上がると、撮影絶景スポットが目の前に広がります。
千鳥ヶ淵緑道のボート乗り場や、北の丸公園の水面にかかる桜の様子が、ぜんぶ見渡せるというまさに撮影にはぴったりのおすすめ穴場。
ランナーとぶつかったり、足元が悪かったりしますので、気をつけながら利用してくださいね。
千代田区さくらまつり詳細
実施期間:例年3月下旬~4月上旬の10日間ほど
(開花状況によって変更になる場合がありますので、千代田のさくらまつり公式サイトhttps://www.kanko-chiyoda.jp/tabid/1116/Default.aspx
でご確認のうえお出かけください)
さくらまつりでは千鳥ヶ淵でイベントなどが行われます。
○千鳥ヶ淵緑道のLEDライトアップ
太陽光発電を利用した環境に配慮したライトアップを毎年実施。
さくらまつりの期間中の午後6時ごろ~10時ライトアップになります。
○「千鳥ヶ淵ボート場」の夜間特別営業
さくらまつりの期間中、営業時間が延長されるので「夜桜」をボートから楽しめます。
場所:千鳥ヶ淵ボート場
営業時間:9:30~20:00 (乗船券の販売は19:30まで)
乗船料:30分800円 (観桜期)
お問合せ先:03-3234-1948 (千鳥ヶ淵ボート場)
事前予約は不可で、通常3時間待ち^^;は覚悟しておきましょう。
○靖国神社での桜フェスティバル
桜の時期の週末に行われる「桜フェスティバル」では、屋台での飲食提供があったり、ステージでのショーが開催されます。
場所は靖国神社の参道です。
広島風お好み焼きや焼きそばなどの屋台が賑やかに並び、会場でテーブルや椅子など利用して食べることができます。
https://chiyodaku-shoren.jp/
まとめ
ということで、東京は「千鳥ヶ淵」周辺のお花見スポットを「混雑を避ける」という視点でご紹介しました。
以上の情報を地図で見たい人は千代田区のお花見ルート&MAPをダウンロードしてください。
https://kanko-chiyoda.jp/tabid/1113/Default.aspx
お花見を楽しんできてくださいね!