最近は引越しの挨拶をする人も少なくなっているといいますが、
やはり自己紹介を兼ねて、ご挨拶をしておくというのは、今後のお付き合いを考えると非常に大切ですね。
その際に持っていく粗品って今はどういうものが喜ばれるのでしょうか?
引越しのごたごたで大変なときですが、やはりここはソツなくこなしておきたいもの。
引越し挨拶の粗品は何がいちばん良いのか一緒に検討しましょう!
目次
引越しの粗品でお米やゴミ袋はやっぱりだめ?
ゴミ袋をもらったほうはどう考える?
引越しのご挨拶の粗品の定番がタオルや洗剤の中、お米やゴミ袋が最近では候補にあがることがあるようです。
タオルはみなさんからいただくし、雑巾にでもしないと使う機会がないというのも事実で、
どちらかといえばタオル以外のものなら嬉しいという人も多いでしょう。
ゴミ袋は確実に使うものですから、うちでもいただいたとしたらありがたく使うと思います。
ですがゴミ袋って、引越しの挨拶品としてはまだ珍しく、人によってはびっくりする可能性があるのも否定できません。
「最近の人はごみ袋なんてかわったものくれるんだねぇ、時代はかわったねぇ。新聞屋かとおもったよ」などと言う人がいるのが容易に想像できますし
あまりに粗品の印象が強くて、苗字より先に「ゴミ袋をくれた新しい方」で覚えてしまうかもしれません。
もっと年配のご近所さんだとあらゆる場面で縁起担ぎを大切に考える人もいます。
昔は引越しといえば引越しそば、タオルでしたから、ゴミを入れるものを人にあげるなんてなんて非常識なの!?と憤慨してしまうかも知れません。
それでは逆効果ですし、ゴミ袋という手は、おそらく万人向きではないでしょう。
お米を引越しの御挨拶でもらったら
お米だったらいただいたのが自分が食べているブランドではなかったとしても、混ぜて炊けますから困りはしないですよね。
逆に普段食べないブランドを試食できて嬉しいと思うかも知れないし、いいかも知れません。
ただ最近はお寺とのつきあいが減っていて知らない方も多いのですが、お寺や神社へ祈祷やお経をお願いするときに、「御供米」といって、小袋にお米を入れて神社やお寺に収める習慣があります。
そのため小袋のお米=お供え物 という印象を持つ人も少なからずいる ということが考慮したい点のひとつ目。
それからお米って昔から食べられてきたものです。人によってお米に対する思い入れが違うということも考慮したいのです。
例えば毎日お米が食べられるというのが人並みの生活という時代もあったわけです。
その尺度から、「お米を切らす」=かなりの貧乏 ということが昔の人の考えにある場合があるのです。
さらに戦時中はお米は配給制度でしたから、小分けにしたお米に対する思い入れというのは、若い世代の人が想像できないほど強いものなのですね。
そのような人が見知らぬ人からお米をいただくとなると
「お米を買うこともできなくて貧乏でお困りでしょう、なのでお米を差し上げますよ」
と言われているようなもの。
好印象どころか、悪印象を与えかねない粗品にもなりえるという可能性を秘めているのがお米です。
引越しの粗品で本当のおすすめは?
ゴミ袋もだめ、お米もだめ、タオルもありきたり・・じゃあ、いったい何だったらいいわけ?
確かに・・・(汗)。
でもお米やゴミ袋がまったくダメということではないんです。
人によっては、びっくりしたり、非常識と考えたりする場合もあるというだけで、引越し先が同世代の多いところでしたら、自分の欲しいものを粗品に選べばよいし、
お年寄りが多い地域でしたら、ちょっとした思いやりで、無難なものにしておく。またはおそばでもいいでしょう。
おそばには、「蕎麦の様に長いお付き合いをという意味」があっての引越しそばが習慣として残ったわけですから、おそばなら食べてもらえるかどうかはともかく、真意はずばり届きます。
「若い方なのにきちんとされている方ね」という印象を少なからず持ってもらえるアイテムではないでしょうか。
引越しの粗品でもらうと誰もが嬉しいものとは?
でもおそばはどうも気が進まないというのもわかります。
食べてもらえないかも、そばアレルギーだったら迷惑かも、とか、一人暮らしで鍋道具がない人だっているかも知れませんし。
アレルギーといえば、洗剤もそうですね。
肌が弱い人は普通の洗剤が使えない場合もありますし、いま洗濯機では粉の洗剤が使えないものもでていますから、もらって困る場合もあるでしょう。
それらをぜんぶ考慮すると、いちおしおすすめアイテムは、やはり図書カードなどのたぐいではないでしょうか。
いま図書カードにはかわいいデザインで500円からありますし、10年有効なので、足りなくならないように買い置きしておけるうえ
ご近所が留守がちのときに、薄いものですからポストに入れやすいです。
本屋さんで入れてくれる図書カードケースを、100円ショップなどの熨斗袋にいれ、表書きと苗字を書くとよいですね。
大家さんや管理人さんへの粗品おすすめは
やはりこれからお世話になることも考えて、近所に大家さんがいるなどの場合には、1000円~2000円の範囲で、熨斗のついた紅茶、コーヒーセット、菓子折りなどで、改まった感を出すほうがよいでしょう。
遠方から引越してくる場合は、地元名産の菓子折りでも喜ばれると思いますよ。
引越し粗品の熨斗は?
紅白の蝶結びの水引を選んで
表書きは「御挨拶」
名前は 苗字のみ
というのが引越しの挨拶用の一般的な熨斗袋の書き方になります。
まとめ
お引越しのご挨拶は、近所づきあいのきっかけを作るもので、挨拶そものもがもっとも大切なことですから、
粗品に関しては、気持ち程度のもので大丈夫ですよ。
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