ノロウイルスの消毒|衣類 カーペット ベッド 布団の正しい消毒方法を徹底解説!

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ノロウイルスは吐物や便が乾燥するとウイルスが空中に舞い、口から感染することがあります。

ノロウイルスは長いときで2ヶ月も感染力を持ち続ける強力なウイルスですから、衣類や布団などの消毒はかかせません。

このページでは、ノロウイルスがついてしまったカーペットや布団・ベッド、衣類の消毒方法を徹底的に解説しました。ぜひご覧ください!

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ノロウイルスに有効な消毒液の作り方

ペットボトルを使った消毒液の作り方は、こちらのページを参照してください。(別窓でページが開きます)

衣類、カーペット、ベッドや布団の消毒には200ppmの濃さの消毒液を使いましょう。

バケツで直接200ppmの消毒液を作りたい場合は、バケツ6リットルに対してハイターを20ml溶かしてください。

☆ 消毒液を作りおきする場合は、小さいお子さんの誤飲を防止するために、ラベルをはっきりとつけて、お子さんの手の届かないところに保管してください。

 

ノロウイルスのついた衣類の消毒と洗濯方法

ポイント!汚染されていない洗濯物と一緒に洗わない

ノロウイルスは水と洗剤であらったくらいでは感染力を失いません。

洗濯物を一緒くたに洗うと、確実に他の衣類にもウイルスが移り、家庭内で感染拡大はまぬがれないでしょう。

なので、汚染された衣類は常に取り扱い注意なんです。

そういう理由から消毒をしないまま洗った洗濯物を乾燥機で乾かしたり、部屋干しするのもダメです。

汚物がついた衣類やタオルは処分することが望ましいですが、洗う場合には必ず消毒をして、それから、他のものとは別に洗濯をします。

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衣類の消毒には2通りのやり方があります。

消毒方法その1
上記で準備したバケツに洗濯物を浸けて、しっかり絞ったあとに洗濯をします。

浸ける時間は30分。

他のものと別に洗濯してください。

家庭だと熱水洗いができない場合が多いので、この方法が一般的ではないでしょうか。

消毒方法その2

熱水消毒(85℃で1分間以上)を行う。熱水洗いができる洗濯機がないと難しいかも知れません。

小さなものなら洗面器に熱湯を注いでその中に1分つけておけばよいですね。

うっかり汚染された服を他のものと一緒に洗濯してしまった場合の対処法

その場合は、洗濯層に水をためて、キャップ4~5杯のハイター(塩素系漂白剤)を入れ、15分後にそのままフルコースまわしましょう。
一度洗った衣類も、200ppmの溶液に20-30分浸けて、洗いなおしてください。

 

ノロウイルスがついたカーペットの消毒方法

カーペットを消毒するときも、使い捨て手袋とマスク、あれば使い捨てのエプロンを身につけて、消毒する人の身を守ってください。

カーペットの一箇所に嘔吐があったとしても、飛び散る範囲は思いのほか広範囲です。

床に膝や手をつくとそこにウイルスが付着しますので気をつけて。

嘔吐物はまずペーパータオルを何枚かずつ両手に持ち、こすり付けないように、外側からすくい取ります。

一回すくい取るごとに新しいペーパータオルに取り替え、汚れたペーパータオルは都度捨てる用のビニール袋に入れます。

作業が終わったら汚物の入ったビニール袋には1000ppmの消毒液をひたひたにし、密封したあと袋を二重にして燃えるゴミに出します。

色落ちの心配がないカーペットの場合

汚れた箇所を中心にできるだけ広範囲をペーパータオルで覆います。

その上からペーパータオルがくたっとなるまで、消毒液(200ppm)を吹きかけ、10分間放置します。

使ったペーパータオルはすべてビニール袋に密封してください。

そのあとで、絞った雑巾を塩素がついた箇所に押し付けるようにして、水でふき取ります。

色落ちさせたくないカーペットの場合

消毒液を使うと色物のカーペットは輪染みができます。

そのような理由から消毒液を使えない場合には、スチームアイロンかアイロンのスチーム機能を使うことで消毒ができます。

ただし、一箇所につき2分間蒸気を当てなくてはいけないので、時間はかかります。

☆蒸気を当てるだけです。アイロンを直接当てるとコゲますので気をつけてくださいね。

 

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ノロウイルスのついたベッドや布団を消毒する方法

お布団の中でノロウィルスが増殖する事はないのですが、死滅するまでには時間がかかります。

ノロウィルスの物質表面における生存率は摂氏4℃の環境ではなんと60日以上、20℃で4週間、37℃では1日以下しか生存しないとされています。

夏の暑い日であれば日光消毒ができますが、冬の場合は下記の方法で消毒をしましょう。

吐物を注意深く取除いたあと、丸洗いができるようなものであれば、衣類の消毒と同じ方法で消毒液に浸け置きしたあと洗濯機で洗いましょう。

消毒済みですので、乾燥機を使用して乾かしても大丈夫です。

洗濯できない布団の場合は、スチームアイロンを一箇所につき2分間当てて消毒しましょう。上記のカーペットの消毒方法と同じになります。

☆蒸気を当てるだけです。アイロンを直接当てるとコゲます

 

消毒したあと

靴下やスリッパへの付着も考えられますので、その部屋で使用した衣類やソックス、スリッパも同じように消毒してくださいね。

手洗いはしつこいほど行い、物理的にウイルスを洗い流して感染のリスクを少しでも減らします。

感染したお子さんが使うタオルも必ず消毒を!

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