あなたは足の親指の感覚がおかしいと感じたことはありませんか?
しびれていて、触っても触った感じがしないというか、押してもなんだか自分の体の一部ではない、そんな感覚です。
ズキズキと明らかな痛みがないだけに大丈夫だろうと思いたい反面、やはり「しびれ」というと何か重大な病気のサインではなのか心配ですよね。
私も実は同じ症状が出てから数年たちますが、爪を切っていても感覚が鈍いので、うっかり切りすぎてしまうこともよくあります。
このままでは自分もいけないのではないかと、原因について調べてみたので、参考にしてください。
足の親指のしびれは腰に関係ある?
あなたは腰痛をお持ちですか?
そうだったら、もしかしたらその腰痛が足の痺れに関係していることも考えられそうです。
私の場合はもともと腰痛持ちなのですが、レントゲン検査ではただの【老化】が見られるといわれただけで、特に治療対象になるような重大な病気は見つかりませんでした。
本人にとっては大変つらい痛みで、時には腰を曲げたまま起きられなくなったり、常に鈍痛を感じつつ生活していて、ストレスです。
ですが診断としては年とともに起こりやすい、椎間板が若干減っているために起きる腰痛といわれただけで、特に治療法はないそうです。
腰痛が発症してからは、ももの後ろや臀部に強烈な神経痛が起きる「坐骨神経痛」もある時があるし、膝も痛いときがあります。
毎日のように足のあちこちに不調が現れては消えて、というのが断続的に続いています。
足の不調の全部が腰のせいだとは思いませんが、大きな原因のひとつであるのは間違いないと思います。
というのも、実は去年うちの父が坐骨神経痛で歩けなくなってしまったので検査したときに、MRIで撮った腰椎の周囲を精密な画像で見るという機会がありました。
父の問題ではあるけれど、自分の検査でここまで見れなかったのでいい機会だと熱心にお話を伺ったんですw。
人の背骨は上から順番に、頚椎、胸椎、腰椎、仙骨と繋がっていますが、足の痺れや痛みは、何かの理由で腰椎やその下の仙骨から伸びている神経のどこかが圧迫を受けていたり、炎症が起きていることで起こることが多いそうです。
腰のあたりの背骨が腰椎ですが、腰椎は1番から5番まで5つのブロックからできており、それぞれの間から出ている神経はそれぞれ別の足の部位へと神経が伸びています。
その下には仙骨という骨が繋がっており、そこからも、別の足の部位への神経が出ています。
これらのいずれかの神経が、加齢だったり、姿勢だったり、激しいスポーツだったり、いろいろな原因で圧迫されたり、炎症を起こしたりすることで、足の症状としてしびれや痛みがあるわけなんです。
結局父の坐骨神経痛は「腰部脊柱管狭窄症」いう診断で、神経ブロックを試して効果が続かなかったため、手術で「黄色靭帯」というものを一部切除しました。
その部位が神経を圧迫していたからです。
この手術のおかげで、父は痛みはなくなったのですが、坐骨神経をわずらっている間、痛みであまり歩けなかったせいで筋力が落ちて、結局この手術のあと車椅子生活になるという皮肉な結果になってしまいましたが、
それはさておいて、足の痺れ、それから感覚の麻痺は、もしかしたらやはり腰の不調が考えられるかも知れない、ということでとても納得した一件でした。
自分は腰は痛くないけど?という人でも、神経というのは不思議なもので、体の別のところに症状が現れることもあるのだということです。
ですので腰が原因ではない、と断言もできませんから、心配であれば整形外科か神経内科を受診して、足の親指の麻痺感やしびれがあることをちゃんと伝えて、画像を撮って診断してもらうということを考えたほうがいいかも知れません。
足の親指の感覚がないのは足の形のせいかも?
あともうひとつ私の足の親指の感覚がない理由に心当たりがあるんです。
それは足の形です^^;
私の足は親指が一番長く、親指が一番靴に当たりやすい指で、過去に靴のトラブルというとまず先に親指が被害を受けます。
例えばサイズは合っているのに、ヒモを緩く結んでいたスニーカーをはき続けていたら、足の親指の片方の爪だけが真っ青に痣になってしまったことがあります。
普通に立っているときにはつま先があたらない靴のサイズでも、歩いたり走ったりで靴の中で足が動いてしまうと、やはり出っ張った部分は靴にあたるんですね。
そのような扱いを長年受けてきたせいか、私の親指の先は他の指に比べると皮がとても厚くなってしまっています。
皮が厚いとそれだけ感覚が鈍くなるのは確かで、爪を切るときに皮までうっかり切ってしまってもぜんぜん痛くありません。
あなたの場合も、普段はいている靴のなかで、親指がどのような動きをしているのか、気づかないうちに指が圧迫されていないかどうか、今度意識してみるといいかも知れません。
それからスニーカーでもきちんと紐を縛るということは大切です。
足が中で泳いでしまうと、やはり足のどこかが靴に当たる原因になりますので注意したほうがいいです。
足の指のしびれは靴が原因?
そしてやはり無視できないのは靴そのものが原因ではないか?ということです。
細いつま先のヒールを履き続けたために、親指が付け根から内側にぐっと曲がっている人も多いでしょう。
サンダルとかパンプスなどはかかとが高い位置にある分、体重の多くを足の指が受けています。
外反母趾であってもなくても、足指に体重が長時間かかれば、指が痺れたり、痛みが続いたりする直接の原因になりますよね。
もしかしたら靴が原因で痺れや痛みが出ているのだとしたら、靴を履き続ける限りはよくなりません。
親指の痺れが取れるかどうか、足の指先を締め付けるような靴をはかないでしばらく試してみたらどうでしょうか。
また外反母趾だとしたら、改善するためのサポーターもありますし、五本指の靴下を履くのでも効果があるそうです。
これも整形外科を受診すれば、適切な改善法を教えてくれると思いますので、是非この機会に、足が無理しない楽な靴にしばらく替えてみることをおすすめします。
まとめ
ということで、足の指に感覚がない、それからしびれがある場合、やはり腰からきているかも知れないことも視野に入れて、一度整形外科か神経内科を受診されるといいかも知れません。
また靴が足にあっていないなども考えられるので、足にあった靴を履いてみてそれでしばらく様子を見ることをおすすめします。