ローストビーフは「ロースト」という調理法で牛肉の塊に火を通したお料理でお肉の味そのものを楽しむ一品です。
じっくりと低温で火を通すため、生ではありませんが、生のお肉のやわらかさを残した独特の噛み応えがあります。
味はお肉そのものですから、やはりタレを一緒に作ったほうがだんぜん食べやすいと思います。
ローストビーフは和風にご飯に乗せて丼にしたり、洋風にオードブルにしたりと色々な使い方ができますので、
今回は和風と洋風それぞれの、ちゃちゃっと作れる美味しいタレをご紹介します♪ いくつか用意して食べてもらう人に好きなタレを自分でかけてもらうのもおすすめですよ~
ローストビーフのタレの作り方
ローストビーフの食べ方は、レストランのように「温かいまま食べる方法」と、オードブルや前菜のように「冷菜として食べる方法」がありますが、今回は主に常温で(冷たくして)食べるときでも美味しいものをセレクトしました。
先に書いたようにローストビーフはもともとイギリスが発祥で、「ロースト」という、低温でじっくりと肉に火を通す調理方法で作られたもので、お肉自体の味をじっくり味わうお料理です。
ただそのままだとお肉の味しかしませんから、やはりタレ・ソース類はつけないと食べにくいと思います。
タレのレシピがたくさんあって迷うかも知れませんが、元々どんなタレで食べる料理なのかを知っておけば食べるシーンに合わせてアレンジしやすいでしょう。
ローストビーフの基本のたれ
ローストビーフの本場イギリスでは、必ず「グレイビーソース」というトロっとした茶色いソースがかけられます。
みかけは「デミグラスソース」ですが、それよりも味が薄くて、タレだけ舐めても物足りない感じがするかも知れません。
「グレイビー」「グレイビーソース」と現地で呼ばれるタレは、ローストしたときにお肉から出てくる肉汁をベースにしていて
お肉が焼けたあとのオーブントレイに溜まったグレイビー(肉汁)にコンソメなどのスープの素と一緒に塩コショウ、ワインなどを加えて煮詰め、小麦粉などでとろみをつけます。
手作りしてもいいですが、「グレイビーソースの素」なるものを売っていて日本でも入手できますから、興味があったら、挑戦されてもいいと思いますよ。
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ただ、このグレービーソースは冷めるとソースが固くなって美味しくありません。
もともとは肉汁をベースにしたタレですから、冷めると脂が固まってしまうためです。
お肉料理に肉の旨味を使うのは理にかなっているのですが、上記の理由から本場そのもののグレービーソースだと、前菜などにつけても美味しくないと思います^^;
もちろん本格的にマッシュポテトを添えた温かいローストビーフディナーにするのでしたら、このグレイビーソースが基本ですので、ローストビーフをどう食べるのかで使い分けてくださいね。
☆ローストビーフの温かいもの冷たいもの それぞれのつけ合わせおすすめ
ローストビーフのたれ 和風でおすすめ
ローストビーフを薄切りにしてオードブルなどに出す際には、やはり和風タレで食べたい人も多いでしょう。私も冷たいローストビーフなら和風です^^
そこでおすすめをいくつかご紹介したいと思います^^
市販にあるような感じの美味しいタレで、余ってしまってもドレッシングにしたり、焼いた鶏肉に絡めたり応用がいくらでも効くので無駄がありません♪
材料が普通に家にあるものだけでいいというのもとても嬉しいですね。
酒: 大さじ1
砂糖: 大さじ1
みりん: 大さじ1
米酢: 大さじ1
バリエーションとして、以下のものを加えてもいいようですが、基本のたれだけでも十分美味しいと思いますよ!
<バリエーション>
わさび
黒コショウ
レモン汁 小さじ1 (この場合は酢の量を減らします)
タレだけをご飯にかけてたべてもいいくらい美味しいローストビーフのタレは、鉄板のタマネギ入りです。
タマネギとローストビーフの相性は抜群で、玉ねぎはすりおろしたほうが食材によく馴染んで消化もよくなるんです。
作り方は、下の材料を混ぜるだけなので、材料だけ揃えば5分もかかりませんね。
砂糖: 大さじ1
酢: 大さじ1
しょうゆ: 大さじ1
オリーブオイル: 大さじ1
ごま油: 大さじ1
メープルシロップor蜂蜜大さじ1
上記2つには肉汁を入れていませんでしたが、肉汁の旨味を生かしてそして和風にするならこちらの↓レシピがオススメです。
タマネギの磨り下ろしたもの、肉汁とワインの旨味を利用したシンプルなタレがこちらです。
ローストビーフそのものの作り方レシピも人気ですから、タレとお肉と、まるっとこのレシピの作り方で完成させてもいいと思います。
玉ねぎすりおろし一個分
醤油、みりん各おおさじ4
赤ワイン又は日本酒おおさじ3
にんにくすりおろし こさじ1
(フライパンに残った肉汁、にんにくと玉ねぎを一緒に炒めたあと、お酒・醤油・みりんを加え煮詰めるだけです)
調味料に、調理したときに出てきた肉汁を混ぜますので、より深みのある味があって、美味しくいただけると思いますよ!
お肉のほうの調理法は 簡単ローストビーフ*こく旨玉ねぎソース by ごくもり
でチェックしてくださいね。
ローストビーフのたれ 洋風でおすすめ
コールドローストビーフには洋風のタレもよく合います。
オードブルで並べたときも、和風ソースの横に洋風タレを違う容器で並べて、食べる人が自由に選べるようにしておくと飽きずに最後まで食べてもらえると思いますよ。
またスライスしたローストビーフをサンドイッチにするときも、西洋タレがおすすめです。
ローストビーフをパンに挟むときは、2-3ミリにスライスしたものでも噛み切れなくてパンの中からお肉だけがペロンと出てきて大変食べるのに苦労しますのでw、
そのままではなく、さらに包丁で薄切りにするといいですよ。
お刺身を切るような要領で、包丁を斜めに抑えながらスライスにしましょう。
とろっとした白いソースは、ローストビーフのたれのもうひとつの定番です。クリーミーなソースは、やはり冷菜として食べるローストビーフにぴったりです。
またしょう油ベースの和風ソースと二種類かけても違和感がないのでおすすめなんです。
マヨネーズ10g
にんにく 3cm
レモン汁 3g
こちらは海外のレシピを参考に、少ない分量に置き換えました。
ホースラディッシュは、西洋ワサビといわれるように辛味のある野菜で、磨りおろしたものを使います。
海外で「わさび」を買うと材料にホースラディッシュが使われてることが多いように、わさびと似たような風味が得られます。
スーパーではチューブで売っていますので、調味料売り場で探してみてくださいね。
S&B ホースラディッシュ 40g【楽天24】[S&Bスパイス 西洋わさび(ホースラディシュ)]
マヨネーズ: 大さじ1
ホースラディッシュ: 大さじ1/4
お好みのハーブ(オリジナルレシピではディル) ひとつまみ
レモン汁: 少々
塩: お好みで
参考:https://allrecipes.com/recipe/240633/roast-beef-horseradish-sauce/
まとめ
ローストビーフにぴったりあう和風と洋風とそれぞれタレのおすすめをご紹介しました。
パーティーでは小さな器にそれぞれ作ってスプーンと一緒にお肉の横に並べると、より華やかに見えますよ。
おうちで丼などにするときには、好みの和風タレに洋風タレをかけるとよりコクが出ます♪
☆ローストビーフと一緒に出す付け合せはこちらのページにまとめました。