結婚して初めてのお歳暮で失敗しないためには?ということで「誰に」「いくらぐらいのもの」を贈るか前のページで確認しました。
範囲を広げず、これからもお世話になる人を厳選するということですね。
今回は、いよいよお歳暮の品物の選び方です。
贈って相手を困らせないもの、喜ばれるものを一緒に確認していきましょう!
お歳暮の選び方
お歳暮は一般的に12月13日~20日の間に届くように手配します。
遠方でなかなか行けない相手には配送の手配をしますが、近所でふだんから行き来している仲であれば、できれば年末のご挨拶をかねて手渡しをしたほうが喜ばれるでしょう。
お歳暮の相場はお付き合いの度合いにもよりますが、主流は3000円から5000円が一般的だそうです。でも前のページでお伝えしたように、若いご夫婦でしたら3000円で十分すぎるほどです。
お歳暮を贈るときにはデパートやスーパーで手配するという人も今は多いですよね。
遠方に住んでいるときには直接手渡しも無理ですので、その場合は、品物を送るだけではなく、別に「送り状」とか「挨拶状」と呼ばれる手紙か葉書を出すのがマナーです。
お歳暮で困るものとは?
贈り物を選ぶというのはとても難しくて、100%喜んでもらえる品物というのはなかなかみつかりません。
直接本人に何がよいか聞ける場合はよいのですが、そうでないと相手の好みも分からないし、果たして喜んでもらえるのかどうかが不安ですよね。
実はお歳暮では贈ってはいけないとされるものがあるんです。
まずそこから確認していくことにします。
お歳暮で贈ってはいけないもの
例えば日本では昔から縁起をとても大切にしています。
お歳暮でも、縁起が悪いものは避けたほうがよいとされているんです。
避けたほうがよいものは、
○包丁やはさみなどは、「縁を切る」
○現金や商品券は、「お金に困っている人」との意味にとられる
○身に着ける下着類などは、「着るものに困っている」との意味にとられる
などが一般的に言われていることですが、もし贈りたい相手からリクエストされれば、縁起は気にせず贈ってあげたほうが、欲しくないものをあげるよりもずっと喜ばれますね。
また両親など近親者へのお歳暮だったら、商品券やギフトカタログなどもかえって無駄にならないので喜ばれると思います。
お歳暮で困るものは?
では縁起のことは抜きにして、一般的にもらったら「困る」という品物にはどんなものが含まれるのかお伝えします。
一般的に好みやライフスタイルが分からない相手に何かを選ぶときには
☆相手の嗜好に大きく左右されるもの
☆消費期限が短いもの
は避けたほうがよいです。
果物や野菜、干物や、またご当地ラーメンなども、自分が好きでもらったら嬉しいものだとしても、相手が好きとは限りません。
消費期限が長ければまだお裾分けしたり来客のときに出すなどして消費できますが、、期限が短いものだと食べきれずに捨ててしまうようなことにもなり、
初めてのお歳暮では選ばないほうが無難です。
また年末は送り先の人が家を長期空ける場合もあります。
旅行から帰ってきて届いていたお歳暮の賞味期限が切れていた!という事態は避けたいですよね。
賞味期限の短い食品や生ものは、プレッシャーになって困る人が多いのです。
自分の好みではない置物や小物は飾りたくありませんし、使いたくありませんよね。
それと同じで記念になるような品を贈ったほうがよいのかな、と考えている人はお歳暮は残るものではなく、消費できるもののほうが喜ばれますので注意してください。
賞味期限が長くてもサブレやクッキーなど、輸送途中で粉になって届いてしまうような脆いお菓子は避けたほうがよいと思います。
うちも両親のところにサブレが今年のお中元で届いて、地方の名産ということで箱入りだったのですが、小袋の中で割れて粉々になって、食べるのにぽろぽろと床にこぼれたりと大変でした。
お歳暮で喜ばれるものとは?
こうしてみてみると、何もかもがダメなような気にもなって、パニックになりますよね。
あまり先方のことを思いやって考えすぎていると、お菓子はもしかしたら持病で禁止されているかも?とか、コーヒーは飲めないかも?とか、ずっと決められずに堂々巡りになってしまいます。
ですので、ある程度「無難な」「消費期限の長い」「誰でも普通の家庭なら使うもの」で決めてしまってよいと思います。
例えばお歳暮はクリスマスやお正月がすぐ先にありますから、その時に消費してもらえそうなビールの詰め合わせなどは無難です。
また、調味料類でも、油やお醤油のセットのようなものだと、今は使わなくてもとっておけますし、おすすめです。
また先ほど書いたように、両親や義両親の場合には、何か欲しいものがあるか聞くのがよいです。贈る側もせっかく買ったものが無駄にならないので嬉しいですよね。
まとめ
初めてお歳暮を選ぶときには、身近な人へのお歳暮であればできるだけ希望するものを聞き出して贈る。
好みもライフスタイルもまったく分からない人へのお歳暮は、無難に調味料セットなどを贈る。
ということをおすすめしました。
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