9月に開花時期を迎えるリンドウですが、敬老の日などで鉢植えをもらって「どう育てればいいの?」と悩んでいる人も多いと思います。
せっかくのもらった鉢を枯らさないためにも、このページで育て方をチェックしてくださいね。
前回は置き場所と水やりについてお伝えしましたが、今回は肥料のやり方と花がら摘みのやり方をまとめました。
>>前回の記事に戻る 「りんどうの育て方で置き場所と水やりは?」
肥料というと普段お花を育てたことがない人にとってはちょっと難関かも知れませんが、分量とあげる間隔を守って、肥料をやりすぎない、ということさえ気をつければ大丈夫なんです。
では早速肥料のお話から入ります^^
りんどう 肥料のやり方
一番やってはいけないことは、水や肥料の与えすぎです。
よく育って欲しいからと水をあげすぎたり、肥料をあげすぎたりすると、鉢植えの植物はあっけなく枯れてしまうことがありますので注意しましょう^^;
肥料は与えすぎると根焼けをおこし、植物が枯れる原因になりますので、肥料をやる際にはかならず使用容量を守るようにしてくださいね。
ではまず肥料をあげる時期から見ていきましょう。
肥料をあげる時期は年に2回あります。
1.お花が咲いているとき
りんどうはお花の最盛期が9月から11月ごろです。
9月にりんどうをもらったとすれば鉢植えには今、花が咲き始めているものと、まだ蕾のものが混在していると思います。
これから2ヶ月はお花を楽しめるはずで、肥料をあげてもっときれいなお花を咲かせましょう。
秋に肥料をあげる時期は9月から10月末ごろまでです。
2.春に芽が出てきたとき
冬が近づくと花が全部終わり、土の上に出ている葉っぱの部分も枯れてきます。
りんどうは地中にある根っこの状態で冬越しをしますので、枯れた茎はざっくりと2-3センチ残して切り戻して大丈夫です。
地中の根の中で新しい芽が待機していて、それが来年の春になると出てきます。
見える部分が枯れているからと放置せず、冬の間も1週間に1度ほど、たっぷりと水をやるようにしてあげてください。
芽がふたたび出てきてから梅雨明けごろまで、今度は新しく花を咲かせるために肥料をあげることになります。
肥料を与える時期まとめ
4月ごろから6月ごろ、新芽が成長するとき
りんどう 肥料の与え方
肥料は与えすぎると根やけを起こして枯れてしまいます。
2週間に一度ほどでOKですから、葉や茎、花にはつかないように、希釈した肥料液を普通の水やりに置き換えて与えてください。
お花の肥料は、上記の「花工場」や「ハイポネックス」が有名です。
原液を買った場合は必ず薄めて使います。
1本の肥料を買っておけば他の植物にも使えますし、原液はとても長持ちして重宝しますヨ。
【希釈に必要なもの】
<1000倍の希釈液を作る方法>
※2000倍のときは、原液の量を半分にしてください。
メーカーによって希釈濃度が違う場合がありますので、ボトルの使用方法を必ずよく読んでくださいね。
☆1リットル以上の大きさのペットボトル1本
☆500ccのペットボトル1本
☆スポイト
(100円ショップの園芸コーナーにある「ぺピット」をいうcc単位で計れるスポイトがおすすめ)
☆花工場原液 (またはハイポネックス)
【希釈方法】
1. よく洗った大きいペットボトルに1リットルの水を入れます(500ccのペットボトル2杯分)
2. スポイトで1ccを測り、1リットルの水とよく混ぜます
【肥料の取り扱いで注意事項】
希釈した液は1度で全部使い切ってください。
それから肥料が手につかないように、ゴム手袋をはめたほうがいいかも知れません。
先ほども書いたように肥料はたくさん必要ありません。
上記の希釈方法よりも心持ち「薄め」に希釈したもので十分ですので、くれぐれも根やけには気をつけてくださいね。
りんどうの花がら摘みのやり方
お花は次々に咲いて、咲いた順に枯れていきます。
枯れたお花は摘み取って、これから咲く他のお花に栄養が行き渡るようにしてあげましょう。
枯れた花をそのままにしておくと、りんどうが種作りの準備をはじめてしまいます。
そうすると持っていた栄養分を種に使いきってしまい、花が来年咲かなくなってしまうので、花がらはこまめに摘むようにしてください。
摘み方は特に難しいことはなく、枯れた花の根元の「がく」のすぐ下をハサミで切るか、他の部分を軽く押さえながら枯れた花がらだけを人差し指と親指でつまんで下に引っ張ります。
ただし下に引っ張るのはコツがあって、強く引っ張りすぎると茎が折れてしまうことがあるので、不安な人ははさみで切ってあげるのが安全かも知れません。
まとめ
今回は、りんどうの鉢植えの肥料のやり方、それから花がら摘みの方法をお伝えしました。
りんどうの育て方で置き場所と水やりは?