今回は、9月から11月にお花の時期をむかえる「りんどう」の鉢植えのお世話の仕方をまとめました。
敬老の日にりんどうの鉢植えをもらう人も多いと思いますが
りんどうはお世話をきちんとしてあげれば来年も花を咲かせます。
このページで正しい育て方をチェックして、長くお花を楽しんでくださいね!
りんどうとは?
このブログの管理人めぐです^^
お花屋さんで働いていました。
ということで、今日は敬老の日のプレゼントとしてとても人気の「りんどう」の鉢植えのお世話の仕方をお伝えしたいと思います。
りんどうは多年草で、ちょうど秋の9月から11月に開花時期を迎えます。
敬老の日はりんどうの開花時期にあたりますから、きれいに咲いている鉢植えがお店に並んでいる様子を見たことがある人も多いでしょう。
りんどうの名前の由来
りんどうという名前は、中国の【竜胆】【龍胆】という漢名が転訛したものです。
なぜ可憐な花が「竜の胆(きも)」と呼ばれるようになったのか不思議ですよね。
一説によると、りんどうの根が胆汁のように苦く、その苦さが漢方薬として古来より使われてきた熊胆(ゆうたん⇒熊の胆嚢から作られる生薬)と同じくらい苦いため、熊ならぬ「竜」の胆として付いた名前だと言われています。
実際に漢方で使われる「竜胆」はお花を楽しむりんどうとは種類の違うトウリンドウなどの根を乾燥したものです。
日本だけではなく海外でも「りんどう」はとても人気のお花で、英語ではゼンチアンと呼ばれています。
りんどうを買うときに気をつけなくてはいけないのは、リンドウには
☆花びらが開く種類と
☆花びらが閉じたままの種類
二種類があるということです。
閉じたままのリンドウは、いくら待っても開くことなくそのまま花が終わります。
お花屋さんにいた時クレームが多くて困ったのは、もともと開かないお花を買われて「開かない!」とお怒りになるお客様(笑)です。
また、置き場所によっては開くはずのお花が開かないこともありますので、それについてはのちほどお話しますね。
開かない種類もそれはそれでとてもかわいいものですが、花が開くものと思って買って開かないとがっかりしますので、買う前にお花屋さんにどちらの種類のりんどうか確認したほうがよいでしょう。
切り花も、その可憐な姿から主役として、それから主役を引き立てる脇役のお花として人気です。
仏花としても使われますが、決して「縁起が悪い」ことはありません。
むしろ、縁起がよいお花として敬老の日をはじめ、いろいろな場面で使えますので、今度お花屋さんに行ったらチェックしてみてくださいね。
りんどうの育て方
鉢植えはラッピングをとって、中が蒸れないようにしてください。
鉢の下に受け皿を置くときには、水やりのあとの水が溜まったままにしないよう、お水が出てきたら捨ててください。
(そのままにしておくと「根腐れ」やカビの原因になります)
りんどうの「つぼみ」は日に当てることで開花します。
「花びらが開く種類のりんどう」でも、十分に日光にあててやらないと、花が蕾のまま終わってしまうこともあります。
ただ、どちらかというと冬につよく夏に弱い性質なため、西日の直射日光の当たる熱いところは避けるようにしましょう。
りんどうの置き場所は?
鉢のりんどうをどこに置くか悩みますよね。
もしかしたら、お客さんに見てもらえるように玄関先とか、テーブルの上とか考えると思いますが、室内に置く場合は
☆ただし極端な暑さや蒸れをきらうので、風通しのよい場所
☆エアコンの風が当たらないところ
というポイントに気をつけて置き場所を探してあげてください。
寒さには強いです。
なので秋から冬にかけて、霜さえ降りなければ戸外においておいても実は大丈夫なんです。
りんどうの水やりは?
お水は、やりすぎもNGですが、乾燥させないようにしてください。
できれば毎日鉢の中の土の状態を指で触ってみるとよいです。
ちょっと湿り気がある場合は、その日はやらなくて大丈夫。
土が乾燥していたら、たっぷりと水をやりましょう。
鉢の下から水が流れでるくらいたっぷりとやって、受け皿に出てきた水はそのままにせず、捨てておいてくださいね。
土の状態を手で確かめるのが、水のやりすぎ防止のコツです。
まとめ
秋の代表のお花、りんどうについて、鉢植えの置き場所と水のやり方をお伝えしました。