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カビを食べてしまった!症状は?お餅のカビって削ったら本当に食べられるの?

お餅は冷蔵庫に入れておいてもうっかりするとカラフルなカビが発生していて、うわ!となることがありますよね。

パックの切り餅でさえ、外袋を開けてしまったものは、カビが全く生えないわけではないらしいので注意しなくてはいけません。

パンもそうです。カビが生えてもなかなか気づかないまま食べてしまっていることも多々あります。

そんなとき、自分ならまだしも、子供が食べてしまったら?

しいたけのかびを食べてしまった人はこちらの記事へ

 

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カビを食べてしまったらどんな症状がでる?

カビをうっかり食べてしまったということで、心配ですよね。

とりあえず、間違って食べたくらいであれば、カビで具合が悪くなることはおそらくないというのが大方の意見のようです。

ただ、大人と子供では体力も違いますし、もしお子さんがアレルギーをお持ちで心配だということだったり、下痢や嘔吐などといった症状が出てきた場合は、ただちにお医者さんに看てもらうようにしましょう。

というのも、カビが生える環境というのは、細菌も好んで増殖できる環境だからです。

お餅のカビは食べられるんだよ、というお年寄りが周りにいるとしたら、その意見には耳を貸さないようにしましょう。

その理由は次章で書きますが、もしお子さんの様子がいつもと違う場合には、カビの影響なのか、他のものからくる食中毒なのか、まったくそれとは関係ない理由からの症状なのか、素人では判断できることではありませんので、すぐに病院に行くほうがよいと思います。

 

お餅のカビは食べても大丈夫っていうけれど本当?

筆者が子供のころはパック入りの切り餅は売っておらず、お米屋さんでついてもらった伸した餅を届けてもらっていました。

三が日が過ぎたころから餅に怪しい斑点が発生しはじめるのだけれど、

祖母も母も当たり前のように、色のついた部分だけちょいちょいと削って焼いていました。

戦争中食べ物がなくて苦労した経験がある昔の人たちにとっては、カビごときで餅を捨てるなんて、バチがあたる。

そういった考えが根底にあったのでしょう。

食べ物を粗末にしないことが最優先の時代だったのですね。

だから、もちろん科学的根拠などまったくないですが、「お餅のカビは食べても大丈夫」と信じていましたし、子供にも食べさせていたのでしょう。

ただこれは昔の話で、私が大丈夫だったからみんなが大丈夫というわけではありませんので気をつけてください。

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お餅やパン、カビの表面を削ったら食べられる?

カビがついた食品は、色がついている表面を削ったからといって安心して食べられるものではなさそうです。

例えばおもちに生えるカビの種類は、目に見える見えないあわせて、現在分かっているだけで20種類以上といわれています。

無害のものだけならいいのですが、中にはもしかしたら毒性のあるカビも混在しているかも知れないんです。

しかも、カビの菌糸というのは、お餅の奥深くまで侵食しているらしいのですよ。

だから、カビの部分だけを削って食べれば安全というわけでもなく、

○ どんなカビであるか
○ どの深さまで餅が犯されているか

というのが見た目だけでは判断ができないそうなのです。

菌糸の例を分かりやすくあげると、例えばシイタケ。

シイタケって樹の幹から生えますが、私たちはあのシイタケの形をしている部分が「シイタケ」と認識していると思います。

実はシイタケの本体は、幹の中に広がる菌糸なんだそうです。

ご存知でしたか?

あの、食べるしいたけの部分は繁殖のための構造に過ぎず体のほんの一部・・・

同じように例えばお餅のあの青いカビも、実は青い部分はほんの一部。

実際にはその下の餅の中に広がっている菌糸が本体で、それがどのくらいまで広がっているかは、目に見えませんよね (汗)

だから、表面だけを削ってもカビを除去できるわけではないのですね。

農林水産省のホームページでは食品や農産物のカビについて、下記のように注意を呼びかけています。

食品にかびが生えているかどうかは肉眼で確認できる場合もありますが、かび毒が含まれているかどうかは見た目ではわかりません。かびそのものは加熱などにより死滅しますが、かび毒の中には比較的熱に強く、通常の加工・調理では十分に減少しないものもあります。このため、一度かび毒に汚染されてしまうと、食品からかび毒を取り除くことは困難であり、食品を通して微量のかび毒を摂取してしまう可能性があります。そのような可能性をできるだけ低くするために、農産物や食品にかび毒を作るかびが発生しないよう適切に管理することが重要です。 参照ページ

 

できるならカビが生えてしまったものは食べないほうが、安全だといえます。

そして、カビを生やさないようにする工夫が先決だということですね。

 

まとめ

カビが生えているのを知っていて、わざわざ食べるというのは、できればしないほうがよい。

そしてなにより、保存方法を工夫してカビを生やさないことが何より大切なんです。

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