骨折の治療で体内に医療用の金属プレートやボルトが入っているとき、飛行機に乗る前の金属探知機が心配な人もいらっしゃるでしょう。
空港の検査場で自分だけが引っかかっても恥ずかしいですし、海外でもし疑われたら・・・と不安になりますよね。
ということで今回は金属探知機で体内の金属は問題になるのかなど、飛行機対策をまとめましたので、ご旅行の際にはご一読ください。
空港の金属探知機に骨折のボルトは反応する?
結論から先にいいますと、反応する場合もあるし、しない場合もあります。
金属によっては反応しないとか
プレートやボルトの大きさによって反応するなど
ケースバイケースのようです。
ただ海外でも国内でも、体内に医療用金属を入れている人は大勢いますし、空港の保安検査官もそのような乗客には慣れています。
たとえ金属探知機に反応したとしても、それが理由で飛行機に乗れなくなることはありませんので、まずは安心してください。
ただ最近セキュリティーが強化されたため、前準備は必要かも知れません。
というのも私も、ボルトではありませんが成田空港ではじめて先日ひっかかったのです。
女性用の細身のベルトのバックルで、同じものをして何度か飛行機に乗っていますが、今回ブザーが鳴って少々驚きました。
女性の保安官が携帯金属探知機で全身をチェックしたあと、ベルトの周辺だということを確認し
実際にバックルの裏に手を入れて、しっかりと何もないか検査されました。
このことから最近はとくに検査が厳しくなっている印象を持ちました。
それなので、今まで医療用メタルプレートやボルトが反応しなかった人でも、これからはもしかすると反応することになるのではないか、といったことに備えて
事前に下記のものを用意されることをおすすめします。
飛行機の金属探知機にそなえて証明書
海外の保安検査場では金属探知機で反応しなくても、無作為に選んだ乗客を接触検査したり、携帯用金属探知機で全身をチェックする場合があります。
麻薬のふき取りサンプル検査もされることがあるんです。
私も自分が海外旅行へ行くたびに検査されるような印象があるので、選ばれてしまうのは自分の顔なのか(笑)?服装がいけないのか?と悩むことがあります。
でも「私もよく検査される」という話を知人からも聞きますので、
実際には一日に何百人、何千人と同じようにチェックされているんだと思います。
そんなときに、実際に金属が体内に入っている人は、大きな探知機でひっかからなくても、もしかしたら携帯用の探知機でひっかかる可能性はありますよね。
日本でしたら説明に苦労しませんが、言葉の通じない空港で脇に呼ばれて探知機にひっかかった・・・というシチュエーションではどうでしょう?
そのような状況でも、事前に体内の金属のことを説明して証明できるようにしていけば慌てることもありませんね。
ということで、まず説明が英語でできるようにしておきたいです。
「足にボルト(プレート)が入っている」と簡単に説明する英語で例をあげておきます。
「手術をしました。」は、haveの過去形を使います。
I had an operation.
(1)右の足首に(1本の)ボルトが入っています。
I have a bolt in my right ankle.
(2)左のひじに複数のボルトが入っています。
I have bolts in my left elbow.
(3)脚に金属プレートが入っています。
I have a metal plate in my leg.
その場合、カタカナ英語と実際の英語と発音が違うために通じないということが多いので、
オンライン辞書で必要な単語の練習をされておくといざと言うときに慌てないでいいかも知れません。
やり方は、グーグルの検索窓に
知りたい単語 英語で
と入力するんです。
一番最初に検索結果がでてきますので、スピーカーのアイコンをクリックして発音を聞いてみてください。
ちなみに
「チタン 英語で」、と入力すると、チタンはタイタニウムということが分かります。
知らなかったら絶対に焦る場面だと思いますので、是非覚えておきましょう。
第二に、手術をした病院や医師に、英文で証明書を発行してもらうというのがおすすめです。
JALやANAのホームページでも体内の金属については、こう書かれています。
事前に証明書などをご提示のうえ、保安検査係員にペースメーカー装着の旨お知らせください
(心臓ペースメーカーと足の金属製の固定器具についての質問でJALの回答)」
また、海外の空港をご利用のお客様は、英文表記の証明書をご用意いただくことをお勧めいたします。
(ANAの案内)」
やはり海外に行くときには、英文表記の証明書を用意しておくというのが、安心ですね。
骨折による飛行機での痛みにも備える
上空では気圧の変化により、古傷の痛みがひどくなる場合があります。
私も昔足の指を骨折したところがうずいたり、膝関節の痛みなど(関節痛が普段からあります)がひどくなることがあります。
それは例えば天候の変化で低気圧が近づいてくると頭痛をおぼえる人がいるのと同じような理由で、飛行機の中では気圧が低いことにより、細胞が膨らんでしまうのが理由のひとつです。
なので普段から飲んでいる痛み止めを持っていくとか、まだ治療中で骨が完全にくっついていないなどの状態の場合は、かかりつけの医師に旅行前にご相談されておくといいですね。
あとがき
体内に金属が入っている人は、念のために医者の証明書や、英語で説明ができるようにしておくということをおすすめしました。
是非準備万端でスムーズな旅行を目指しましょう。
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