湿気が多くカビや食中毒が発生しやすくなる梅雨の時期は、食べ物の取り扱いにいつもより気を遣わなくてはいけませんが
毎日のお弁当を朝作れない事情があるときは、やはり前日作り置きをしたいですよね。
でも前日の作り置きのお弁当って不安~
ということで梅雨時期でも安全に食べらえるお弁当を前夜作るための注意点などまとめました。ぜひこれらのことを守って、食中毒を防ぎましょう。
梅雨にお弁当を前日につくる 気をつけることは?
本当なら朝作ったほうがいいのですが^^;私なども忙しいと夜作るしかないんですよね。
でも、会社にレンジがあってお弁当を温めることができるのであれば、前夜に作ったお弁当でも、条件さえ守れば大丈夫ですよ。
条件その1。
短時間でお弁当を冷まし、完全に冷めてから蓋をして冷蔵庫へ入れましょう。
お弁当が冷めきらないうちに蓋をすると、お弁当箱の保温力が高まってしまうのですが
そもそも蓋に水滴がつきますよね。
あれがまずは大敵です。菌の大好きな環境です。
冷ますまでの時間を短縮して常温に長くおかない工夫をしましょう。
おすすめは扇風機です^^。うちわでもOKですけど・・・
蓋を開けた状態で扇風機の前においておくと、かなり早く冷めてくれるので短時間でふたをして冷蔵庫に入れることができます。
もしくは、作ったもの順に大きなお皿におかずを広げておいて、冷ましてからお弁当箱に詰めましょう。
その2。
会社でチンできるので、朝は温めない。
冷えたお弁当を冷えたまま持っていきます。
常温で持っていかなくてはいけない人の場合は、朝温めなおしで殺菌する必要がありますが、冷えたままでお昼まで保管できる人はそのままでOKです。
常温でお弁当を持たせるときの注意点はこちらを参照してください
その3。
保冷剤と保冷バッグは必需品です。
お昼まで日光があたって温度が上昇するようなところには置かないのはもちろん
冷たいまま食べる直前まで置いておける工夫をしましょう。
会社の冷蔵庫に入れておければ入れたほうがいいですよ。
理想はお弁当を保管する温度を10度以下に保つということ。菌の繁殖速度が遅くなります。
保冷剤が小さい場合は複数個使ってひんやりさせてください。
食べる前にレンジで完全に温めます。
温めたものは、その時食べ切ってくださいね。残ったのを後で食べたら・・・・それは危険ですよ~
その4。
食材や作り方を工夫する。
腐りやすい食材は避けて、腐りにくい調理をこころがけましょう。
これについてはのちほど詳しくお伝えしますね^^
その5。
衛生管理にいつもより気を遣う。
手洗いや調理道具など、食材に触れるものについて自分のやり方で大丈夫なのかどうかいまいちど見直しておくといいかも知れません。
ということで、衛生管理についてもう少し詳しくみていきましょうか。
梅雨のお弁当の注意点
石鹸を使っても案外洗い残しはあるものです。
石鹸をつけて、こすらずすぐ洗い流すだけでは効果がありません。
爪の間や指の先を中心に時間をかけて丁寧に洗い、すすぎましょう。
ない場合には、洗って消毒して、よく乾かしたものを「生野菜→肉や魚類」の順番で使います。
使ったあとは、流水で念入りに洗い、除菌剤を吹きかけてよく乾燥させておきます。
スポンジの除菌も心がけてくださいね。スポンジも使い終わったら流水でよく泡をとり、絞って乾燥させておきます。
除菌スプレーを有効活用してください。
手拭タオル
冷蔵庫の扉など、ですね。
私は野菜サラダやサンドイッチを作るときには、布のタオルは使わずペーパータオルで手を拭きます。一回拭いたペーパータオルはもったいないので、流しの周りの水気をとるためなどに使っています。
特におにぎりは、ラップにご飯と具材を乗せてラップのまま握るのがおすすめです。
ラップはそのままおにぎりを包めるので、ムダにはなりません。
水気がついたお弁当箱を使わないようにしましょう。
週末など時間があるときには、漂白除菌をするのがおすすめです。
温める前にはずさないといけないですが、保管している間に使用すると安心感はありますよね。
ただし、すでに汚染されている食品には効果がないようですから、調理時の衛生や調理方法がやはり一番かなめです。
お弁当箱に詰める前に、お弁当箱の内側にお酢をさっと塗ると殺菌効果が高まります。
食材ごとに菜ばしをとりかえるのがおすすめです。特に肉類や魚に使った菜ばしを野菜に使ったりはできればしないほうがよいようです。
うちは菜ばしではなく100均一の安いトングをたくさん持っています。おかずの種類ごとに分けて使うようにしています。
梅雨のお弁当のおかずおすすめ
【梅干しやお酢を活用】
梅干を入れると殺菌効果があると昔から言われていますが、ごはんの真ん中に一粒入れただけでは、お弁当全体を殺菌するのはムリです。
殺菌する目的で梅干を入れるなら、ご飯に混ぜこんだり、梅干を入れてごはんを炊きましょう。
炊く場合、2-3合のお米に対して梅干し1個程度でOKです。
お酢を入れても殺菌効果が期待できますが、お米2合に対して、大さじ1のお酢を入れて普通に炊きます。
お酢のにおいは炊いている途中はしてきますが、炊き上がったご飯が酸っぱくなっていることはありません。
【汁気のあるおかずは避ける】
肉じゃがなど煮物なども、味付けを濃い目にしておいて、汁気をよく切ってからお弁当箱につめましょう。
汁気のあるおかずはもともと傷みやすいので、梅雨時期はことに気をつけてくださいね。
【生ものは避ける】
当然のことながら、おにぎりの具に生ものやマヨネーズを使ったものは避けましょう。
おすすめは、梅干し、焼きしゃけ、焼いたたらこ、佃煮類など、完全に火が通ったものを使います。
握るときはラップで・・・をお忘れなく。
【水気が出ないものを詰める】
生サラダなどはどうしてもお弁当に持っていきたい場合は、別容器にいれてドレッシングもかけないで持っていくようにしましょう。
基本はよく加熱したものをおかずにしてください。
特にハンバーグなど、中に火が通りにくいものは、しつこいほど火を通しておきます。
まとめ
衛生管理にいつもより気をつけて、手指を調理中でもマメに洗う。
使う道具やお弁当箱は除菌スプレーを活用して消毒し、完全に乾かしておく。
おかずは汁気のないものを、梅干しやお酢の殺菌作用を利用する。
そして、お弁当は短時間で冷まして、完全に冷めてから冷蔵庫へ。
お昼の時間まで、常時10度以下の温度に保てるように、保冷バッグと保冷剤を活用する。
などのことをお伝えしました。
夏場も同じような管理でお弁当を持っていけば大丈夫ですよ。