クリスマスローズの9センチ(3号ポット)苗は手頃な値段ということもあって、買う人も多いと思います。
ですが初めて育てるときには、具体的にこれからどんな世話をしていけばいいのか、枯らしてしまわないか不安もありますよね。
そのようなクリスマスローズの初心者さんむけに、このページでは9センチポットに入った苗を具体的にどう育てていくのか説明していますので、是非参考にしてくださいね。
目次
クリスマスローズの苗の育て方
秋に買った苗は、3号ポットの場合今シーズン中に花を咲かせることはできません。
5号以上の大きさであればもしかしたら蕾がついているかも知れませんが
9センチの3号ポットは今年の春に発芽したばかりの二年苗ですから、花が咲くのは来年以降です。
育て方によって、また品種によっては、再来年ではなくもう1年あとになる可能性もあります。
ということで、クリスマスローズはとにかく気長にこつこつ育てていく心構えが必要ですねw。
今度の1月2月にお花が見たい人は、大き目の開花前の株の購入がおすすめです。
クリスマスローズの3号ポット これからどうする?
3号ポットの苗はまだ茎が数本、花もまだまだつかない状態で、いかにもか弱そうです^^;
ですがクリスマスローズは育てやすくて比較的丈夫な植物です。あまり心配せずに、毎日様子が見られるようなところ(忘れないためw)に置いて世話をしてあげてください。
さて、買ってきた苗ですが、このシーズン中に一回り大きな植木鉢に植え替えをしてあげることになります。
植え替えは10月から3月ごろまでに済ませるのを目標に、それまで、買ってきたままのポットで、水やりと肥料をやることになります。
クリスマスローズ 水やり 頻度
初心者が苗を枯らしてしまう原因の多くは、間違った水やりです。
水やりの回数が多すぎても根ぐされを起こしてしまいますし、水をやり忘れて中の土が乾くと枯れてしまいます。
水やりの頻度は、置き場所や温度、個々の苗の成長具合によって一概に「週に何回」と一律に決めることができません。
鉢のようすをみて、土の表面が乾いたところでたっぷりと水をやります。ポットの下の穴から水が流れ出るくらいたっぷりとあげてください。
よくジョウロで葉っぱの上からザーッと水をかける人も多いですが、植物は葉っぱで水を吸うわけではありませんので、根元から土に直接水をかけるようにしましょう。
クリスマスローズ 植え替えの時期
クリスマスローズの生育期間は秋から春です。
その後晩春から初秋まで、「半休眠期」で葉っぱはそのままですが成長が遅くなる時期があります。
3号ポットで買ってきたクリスマスローズの苗は、半休眠期に入る前の生育期中に一回り大きな鉢に植え替えましょう。
できれば成長期にぐんぐん根が育つように、10月中に行うのが理想です。
そのままの小さな鉢で育て続けると根が鉢のなかで根詰まりをおこし、水をやっても吸わなくなり、枯れる原因になりますので、植え替えは是非行ってください。
植え替えに用意するもの
☆今の鉢よりニ回りほど大きな鉢
☆専用の土
クリスマスローズ 植え替え 鉢のおすすめ
直径15センチほどの縦長のポットを用意します。
15センチの大きさは5号ポットになります。
【注意】
鉢はそれよりも大きすぎてはいけません。苗の大きさに対して鉢が大きすぎると水をあげても吸えず、枯れる原因になります。
今の鉢より「一回り~二回り」大きい鉢を選ぶのがとても重要なんです。
クリスマスローズに最も向いている鉢は駄温鉢という素焼きの植木鉢です。
植木鉢にはテラコッタとか素焼鉢とか色々ありますが、駄温鉢は素焼鉢より保湿性があるためです。
また鉢底部の穴が大きいため、根腐れの心配がない分クリスマスローズ向きです。
【定番】【常滑焼】【国産陶器鉢】【ガーデニング】駄温鉢 深型 5号
ただし焼き物の植木鉢はサイズが大きくなるにつれ重量が重くなりますから、季節によって鉢を移動する必要もあることを考えると、もしかしたらバラ用に売られているプラスチックの鉢のほうがいい場合もあります。お好みでどちらでも大丈夫です。
鉢は色々かわいいものも売っていますが、☆縦長であること ☆ある程度の保水ができて、かつ水はけのよいもの ということで、この二つが推奨されています。
まだ小さい苗でこれから花をつけるには根を大きくしてあげることが重要です。
かわいい寄せ植えにしたいからと、底の浅い西洋鉢などに植えると、枯れる原因になりますので注意しましょう。
クリスマスローズの根は縦に伸びる性質があるので、平べったい鉢ではなく、必ず深い縦長のものを選んでくださいね。
クリスマスローズ 植え替え 用土のおすすめ
クリスマスローズは水はけのよい土を好みますので、水をやったときに、鉢の底からすぐに水が出てくるクリスマスローズ用の土を買うのが初心者にはベストでしょう。
自分で土を配合する人もいますが、材料となる土をいくつかそろえる必要がありますので、まずは市販の土で十分です。
クリスマスローズの鉢の置き場所
秋から冬に向けて、寒さが増してくる時期には、日のよく当たる場所において成長をうながしてあげましょう。
ただし寒風にあたったり、霜が降りるようなところは避けてください。 寒さに強いとはいえ、極端な気温にさらすと枯れる原因になります。
例えば玄関先の軒下で、日の当たるようなスポットはありませんか?
初心者は苗を目に付くところにおいて、忘れないようにするのがオススメです。
家の中でもいいですが、暖房がある部屋には置かず、寒い日当たりのよい置き場所を見つけてあげてください。
クリスマスローズの3号~5号鉢の肥料
小さな苗でもこれから成長するのに栄養となる肥料は必要です。
肥料はあげすぎてもダメで根焼け、肥料やけ起こし枯れる原因になります。
反対にやらなくても、枯れはしないのですが大きくなりません。
適量で適切な量与えるということがとても大切です。
肥料は成長期の10月~4月ごろまで定期的に与えますが、4月もだんだん陽気が温かくなってきてからは肥料はストップです。
半休眠期に入るため、肥料は秋まで与えないようにします。
クリスマスローズの毒性
クリスマスローズは葉、茎、根の植物全体に毒があります。ふつうに触る分にはかぶれることはないと思いますが、葉を傷つけて液汁が出てきたときなどに肌につくと、肌がただれたり痒くなったりする可能性があります。
植え替えのときなどは手袋などで肌を保護するようにして、万が一液汁がついてしまったらすぐによく水で洗いましょう。
万が一皮膚に異常が出たときには、皮膚科の受診をおすすめします。
ここまでのまとめ
クリスマスローズの3号苗は、寒いうちに(成長期)一回り~二回り大きい「駄温鉢」か「プラスチック鉢」に植え替えます。
水やりは頻度に気をつけて適宜行い、
置き場所は寒い時期は日の良く当たるところ。ただし寒風が吹きぬけたり霜がついたりしない場所で育てましょう
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