コリン性蕁麻疹の特徴 あせもとの違い

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体が痛がゆい!背中がかゆい!掻けば掻くほど痒みが広がってこれは一体何だろう?

ある日突然背中などがぴりぴりと痛がゆくて、最初は何だろうとびっくりしたかも知れません。

蕁麻疹はある日突然発生します。なにがきっかけで痒みが出るのかは人によって様々ですが

運動する前や後、シャワーやお風呂に入った後、つまりからだが温まる場面でかゆくなるのでしたら

もしかしたらコリン性蕁麻疹と呼ばれる種類の蕁麻疹かも知れません。

そこで今回は、コリン性蕁麻疹について特徴をお伝えします。

湿疹があると汗疹(あせも)かな?とも思うかも知れませんが、蕁麻疹と汗疹はまったく違いますので注意してくださいね。

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コリン性蕁麻疹の特徴

蕁麻疹の症状が現れる原因は人によってさまざまで、蕁麻疹にはなんと100種類以上もあるのだとか。

筆者も掻いたりぶつけたりすることで痒くなる機械的蕁麻疹と長年つきあっていますが、時には汗をかいたときにぶつぶつが発生します。

ですから色々な種類の蕁麻疹が複数出ることもあるんです。

蕁麻疹には、例えば甲殻類にアレルギーを持つ人がエビを食べるとぶつぶつができるといったアレルギー性蕁麻疹と、アレルギーではない別の刺激で皮膚に痒みやぶつぶつができる蕁麻疹があります。

そのなかで、体が温まったときや緊張したときなど、体が汗を出そうとする場面で痒みが出てくる「コリン性蕁麻疹」と言われる蕁麻疹があります。

たとえ目に見えなくても、汗を実際にかいていなくても、例えば緊張の「冷や汗」や、寒いところから急に暖房のきいた部屋に入ったときなど、体が汗を出す反応をすることで出てきます。

ですからお風呂に入って温まるだとか、運動するなどでも非常に出やすい蕁麻疹です。

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コリン性蕁麻疹の症状

汗をかくと汗の成分で肌が刺激を受けて痒くなったり肌荒れになったりもしますが、コリン性蕁麻疹の場合は、実際に汗が見えなくても症状が出ます。

主な症状は・・・

☆汗をかくと異常にかゆくなる

☆かゆくなる場所は背中、お尻、首筋、腕など体の汗をかく場所ならどこにでも出る

☆寒いところから暖房がきいている電車に乗ったときなど、衣服の下で猛烈に痒くなる

☆針でチクチク刺されているような痛みが伴うときもある

☆ぶつぶつの大きさは通常1-2ミリ程度と小さい

☆症状が出るのは長くても数時間。ふつうは30分くらいで消える

どうでしょうか。あなたの症状に当てはまりますか?
 

コリン性蕁麻疹の原因

コリン性蕁麻疹の原因のひとつは、「アセチルコリン」という神経伝達物質がかかわっているのですが、はっきりしたメカニズムはまだ分からないそうです。

アセチルコリンだから「コリン性」なんですね。

暑かったり、辛いものを食べたとき、緊張したときなど、アセチルコリンは汗腺を刺激して発汗させる役目があるのですが、その作用によって蕁麻疹が出ます。

またそれ以外にも、汗そのものに含まれる物質に対してのアレルギー反応で蕁麻疹が出ることもあるそうです。

いずれにせよ私たちが日常生活を送る上で汗をかくことは避けられません。

ですから毎日のように、毎時間のように体のどこかが痒くて仕方がない、と日常生活に支障が起きてくるわけです。

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蕁麻疹は掻いたらだめ!

蕁麻疹に共通していることなのですが、痒いとどうしても掻いてしまいますよね。

掻く瞬間だけは「気持ちいい」から、どうしても掻いてしまいます。

ですが掻けば掻くほど、蕁麻疹は範囲が広がるという特徴をもっています。

蕁麻疹でかゆくなるのは、皮膚にもともと存在する「肥満細胞」とよばれる細胞から分泌されるヒスタミンが関係しています。

ヒスタミンは痒みを感じる神経を刺激して、脳に「かゆみ」として伝えます。

かゆいからと掻いてしまうと、さらにヒスタミンの分泌を促してしまうため、かけばかくほど痒みは広がり、際限なく蕁麻疹がひどくなります。

私の蕁麻疹も同じで、痒いからと無意識にでも掻くと、気づいたら背中一面が真っ赤かになっていることもあります。

ですから蕁麻疹の基本の対処法は、まずは痒くてもかかない。

掻かないではいられないかも知れませんが、掻くと確実に悪化しますから、是非それは覚えておいてくださいね。

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コリン性蕁麻疹とあせもの違い

あせものぶつぶつは短時間では症状が消えにくいのに対して、

蕁麻疹は原因となる汗が引いて、痒いところをかかないで我慢していれば30分~数時間で消えます。

汗疹は、何かの原因で汗腺から汗が出られなくなることによって炎症が起きることで、痒いぶつぶつが皮膚にできたり、細かい水ぶくれができたりします。

症状が出る体の部位や、痒いこと、それから赤いぶつぶつができることはコリン性蕁麻疹と共通していますが、根本的にまったく別のものです。

あせもは完治すればそれきりになりますが、蕁麻疹の場合は、症状がいつまでも出ては消えることを繰り返します。

いわば蕁麻疹の体質になったという考え方をすると分かりやすいかも知れません。

ですからさっき出た痒みや膨疹(皮膚がふくらんで蚊に刺されたようになること)や紅斑(皮膚が赤くなっている状態)が一回消えたとしても、またすぐに別の箇所や同じ場所に同じように現れるのです。

 

まとめ

いずれにしても、痒みが続くとこの先も生活自体に支障がでてきます。

蕁麻疹はどの蕁麻疹もつらいものですが、発汗という自分の体のメカニズムで症状が出るコリン性蕁麻疹は特につらいと思います。

また暑い時期などは、腕や首などに発疹ができれば人目も気になりますし、

痒みそのもののストレスのほかに、精神的なストレスも大変大きいです。

コリン性蕁麻疹に限らず、蕁麻疹は放置していると長期化して慢性蕁麻疹になることも多いですから、是非いまのうちに良い皮膚科にかかって、薬を飲みつつ症状を悪化させないようにしてくださいね。

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