痒みを伴うみみずばれという特徴的な症状の機械的蕁麻疹。
悪化すると大変痒くて居心地悪いですし、収まらないかゆみにどうしようもなく泣けてくるという人も多いと思います。
私も「機械的蕁麻疹」ですが、長年症状とつきあううちにだんだんと痒みに対してどうすればいいのかという部分で、収めるのが上手になってきたと思います。
ということで、今回は同じ悩みを持つ人の参考になればと思い、体験上学んだ機械的蕁麻疹とストレスの関係などについてお伝えしようと思います^^
目次
機械的蕁麻疹の症状はどんなときに出る?
機械的蕁麻疹の症状の特徴はミミズ腫れ状の皮膚の浮腫と痒みです。
その根本的な原因はまだ解明されていないようですし、何がきっかけで症状が出るようになったのか私もあらゆる検査をしましたが、結局「不明」のまま今に至ります。
直接的な原因は大量の唐辛子の摂取だったようなのですが、それでなぜ体質まで変わるのか?という点ではなぞのままなんですね。
機械的蕁麻疹は人工蕁麻疹ともいいますが、症状が出てくるパターンには、経験上大きく分けて3通りあります。
人によって違うかも知れませんが、多くの項目でもしかしたら当てはまる人も多いと思うんです。
1.物理的な原因
下着やバッグ、衣類、など、直接皮膚にものがあたったり、触れたりすることで皮膚のその部分に痒みが出て、それがミミズ腫れ状に発展します。
例えば衣類の洗濯ラベルなどが皮膚に触れてちくちくしていたり、
試着室で(特にブラジャーなど)、何枚もの衣類を着たり脱いだりすると、背中やお腹に赤い筋がいっぱいできてしまいます。
虫さされも同じように引き金になりやすく、刺された部分も痒いのですが、その周辺を触ったり掻いたりすることで、痒みの範囲がどんどん広がってしまいます。
また叩いたりぶつけたりしたところも腫れて痒くなりやすいです。
まさに物理的な原因で出ますから、日常生活を送る上で、あっちやこっちに痒みが頻繁に出没します。
2.精神的な原因
仕事や家庭で忙しくて余裕がないときや、緊張するようなことがあるとき。
ふと気づくと顔や背中などみみず腫れが出来ているときがあります。
仕事中でもふわん・ふわんと「熱い」「痒い」という感触が体のあちこちで起こることがあります。
無意識のうちに掻いたり触ったりすると、みみず腫れになってしまいます。
首すじや、おでこ、頬や腕の内側、背中などによく出やすいです。
先日親の入院でばたばたしていましたが、その時はいつもより痒みがひどく、背中と膝の裏がミミズ腫れだらけになっていました。
ストレスをかかえた現代社会で、同じような症状で悩む人は案外多いのかも知れません。
3.汗ばんだり、強い太陽の光にあたったとき
日差しが強いときに気づくと皮膚に赤いぽつぽつができています。
それを掻くとみみず腫れというより、ポツポツの範囲が広がるという、違う感じの症状も出ます。
それを考えると、おそらく他の「蕁麻疹」も併発しているような気もしますが、特にそれだけのために病院には行っていません。
それから暑い時期になると汗をかきますが、ベタベタした皮膚の不快感でも痒みを感じることがあり、例えばタオルで首の汗をふき取ったり、髪の毛をアップにしようといじったりすると、首や髪の毛のあたる顔の周りなどが痒くなり、赤くなることもあります。
このように、「これ」というひとつの原因ではなく、とにかく体に対しての刺激や不快感などで蕁麻疹がでてきてしまうということなんですね。
機械的蕁麻疹はストレス プラスαで出ることが多い
例えば、試着室で色々と服を試しているときに、痒みがどんどんとひどくなるというシチュエーションで考えてみると
おそらく物理的に衣類が肌に擦れたりあたったりする他に、赤くなって痒くなったところに対する不快感がストレスとなり、痒みの原因物質が増えてしまうということも感じます。
↓
痒い
↓
赤くなる
↓
不快・恥ずかしい
↓
ストレス
↓
さらに痒い
↓
掻いたり触ったりする
↓
さらに痒い
↓
ストレス
こんな風な悪循環が起きてしまっているんですね。
だから機械的蕁麻疹はストレスととても密接な関係があると私は思います。
機械的蕁麻疹は悪化する?
機械的蕁麻疹と長年つきあってきて、今では症状が出てもある程度コントロールできるようになり、日常生活にさほど支障なく暮らせていますが、
これを悪化させることはとても簡単だと思います。
いま私が悪化させないように努力していることの反対をやればいいのですw。
やりたくないですけどね・・・^^;
機械的蕁麻疹を悪化させないためには?
皮膚を刺激すればするほど、痒く赤く腫れていくわけですから^^;痒い→掻く→腫れる を繰り返せば、簡単に症状の範囲は広がります。
おそらく日常のそういった痒みやミミズ腫れが出てる回数や時間が増えれば増えるほど、長期的にも症状が「出やすい体質」に簡単に戻ってしまうと私は感じます。
例えば背中が痒いとしますね。
最初はほんの一ヶ所「ぽりぽり」と掻いたことがきっかけで、どんどんミミズ腫れの数が多くなりますよね。
「ああ、掻いてしまった!」と反省しながらも、熱をもって、痛痒い背中に触らずにはいられません。
そういうときって、蕁麻疹のことばかりで頭がいっぱいになっているはずです。
鏡をみて、縦横無尽の赤いみみず腫れにぎょぎょ!となったりもすると思うんです。
そこでつらい感情とか、嫌悪感とか抱くと思うんですが、それこそが、まさにさらなる蕁麻疹の症状として出てくる原因の「ストレス」になってしまうんです。
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