突然体が痒くなって、掻いたらミミズ腫れ!
そんな症状が出たら、もしかしてあなたも機械的蕁麻疹かもしれません。
こちらでは画像も公開していますので、同じように悩んでいる人はぜひ見てみてくださいね。
目次
機械的蕁麻疹とアレルギーの関係
私は内科も皮膚科も何箇所か受診して、アレルギー検査は何度もしました。
アレルギー検査では、毎回同じようにほとんどの花粉、ダニやハウスダスト、動物の毛などに反応しましたので、もともとアレルギー体質であったことは確かです。
でも肝機能など血液検査をしても特に異常は見られず、お医者さんの診断も毎回蕁麻疹でした。
蕁麻疹は薬を飲めば一定期間で治ると書いてあるのに、私のは思いのほか痒みとみみず腫れが続き、さすがにこれは「おかしいな」と思いました。
1ヶ月が3ヶ月、3ヶ月が6ヶ月と、ずっと同じ薬を1日に1回。
そうこうしているうちに、なんと2年以上もたってしまったんです。
しかもそのころになると薬が効きにくくなって、薬を飲んでも痒みが出るようになってしまいました。。
機械的蕁麻疹で抗ヒスタミン剤を飲み続けた結果
そのため、主治医と相談したうえ薬をジルテックに切り替えることに。
ジルテックは最初はとてもよく効きました。 薬が体内で効いている間は、まるで治ってしまったかのようでした。
なので、これさえ飲んでいれば、きっと完治する日がいつかは来るはず!などと淡い希望を持ったのもこのころ。
薬の効き目は1日で切れますので、毎日1錠ずつ。
眠気がものすごいので、飲むのは夜です。
おかげでこの頃不眠に悩まされたことはありません。
いままでの薬よりずっと痒みが治まったので、これで治ると信じていました。
機械的蕁麻疹が悪化!
でも、治ったかな?と思って試しに薬の服用を止めてみると、翌日いてもたってもいられないくらい背中やお腹が痒くなり、顔にもミミズ腫れが出現するようになりました。
それがどんどん日に日に酷くなっていくのが分かるんです。
いきなり背中やお腹、顔がぶわーっと熱く痒くなります。
そんな時は仕事場で「顔に何かできてる」とか言われて、恥ずかしい思いをしましたし
薬を飲まなかった翌日は手先まで痒くてじんじんして、包丁も持てないくらいです。
それはまるでシモヤケのような感覚で、水道の蛇口を捻ってもビリビリするぐらいでした。
○ 刺激を与えていないのに全身が痒い
○ 手の指がびりびりして、水道の蛇口を捻るのも痛痒い
お医者さんは相変わらず希望すればジルテックの処方をしてくれますし、忙しくて診療時間に行けなくても、電話をしておけば窓口に処方箋を用意してくれるといった安易さもあって、
ずるずると3-4年はそのように体を騙しながら薬を飲み続けてました。
正確な月数は覚えていないのですが、
ジルテックに切り替えてからおおよそ5年ぐらいたったころじゃないでしょうか。ずいぶん飲み続けたものですよね。
今度は体調に変化が現れました。
風邪を引きやすく、1ヶ月に1度はひどい風邪の症状に見舞われるようになったのです。
なのでその頃は、毎日のジルテック以外に風邪薬と抗生物質をほぼ毎月飲んでいました。
そのせいか、免疫力が低下すると発症しやすいカンジタ病にも毎月のようにかかってしまい婦人科にも毎月のように通うはめにも。
そして、とうとうある時、衝撃の事実が!
「頭頂部の髪がとても薄くなっている」
自分では気づかなかったのですが、夫に言われてびっくりしました。
髪がずいぶん薄くなってしまっていたのです!
鏡でみるとなるほど、頭頂部が薄い。 血の気が引きましたよ。まだ30代でしたし、青天の霹靂でした。
でも何をどうしてどうやって体を改善していっていいのか見当もつきません。
機械的蕁麻疹は体質改善で治る?
その当時、体質改善でよいといわれるものは手当たり次第試していたような気がします。
青汁
スピルリナ
名前は覚えてないですが、漢方のドリンク
ヨーグルトなど・・・
どれもこれも、即効性は感じられませんし、相変わらず体は痒いし、買った健康食品は数知れず。
体質改善も小手先ではダメなのではないかと思い始めました。
抗ヒスタミン剤を止めよう!
お守りのように飲み続けていた「ジルテックの服用を止める」ことを決心しました。
ジルテックを飲まない生活なんか考えられなかった私ですが、わらをもすがる思いで薬断ちを決意したんです。
急に止めるとつらいので、最初は一日おきに1粒の半分だけを飲みました。
半分の日はやっぱり翌日の日中になると痒いんですが、我慢しました。
顔、首から背中、もう痒くて仕方がなかったんですが、必死にガマンでした。
そのような感じで、徐々に徐々に少しずつ薬の量を減らしていったんです。
何ヶ月かかかりました。
それでも、ようやくいつの間にか、薬なしでなんとかガマンすることができるようなったのです。
そしていつの間にか、あんなに引きやすかった風邪もぶりかえさなくなりました。
機械的蕁麻疹は治らない!?
その後、薬は飲まないでも過ごせるようになり、いつの間にか髪の毛の量も戻りました。
今では体調もよく、風邪もめったに引かないです。
万が一風邪を引いたときにも安易に抗生物質に頼らないようにしています。
あれだけ薬漬けの毎日だったのが、今はたまに頭痛薬を飲むくらいですから、内臓もきっと本来の機能を取り戻せたんだと思います。
ただ蕁麻疹のほうは、いまだに痒さが体中を駆け巡ることもあります。
○ 虫に刺されたときに、刺されたところだけではなく、全身も痒くなる
○ 日中ストレスを感じるようなことがあった日の夜寝る前
○ どこかにぶつけた、引っかいてしまったなどの外的要因
今でも日常的に症状はでますが、それでも、長年の経験で蕁麻疹との付き合い方を学んで、薬なしで治まるようにしています。
それは、
痒いということを考えない。
痒い部分を触らない。
とってもシンプルですが、痒くなってきたな。。。というときには、何か好きなことをしたり、外へ出て散歩に行ったり、痒みのことを忘れる。
そうすると、痒みも自然と消えていってくれるので、薬はもう何年も飲んでいません。
ということで、このあと自分で皮膚に文字を描いてそれが徐々にどうなるか画像を載せましたので興味がある方はご覧くださいね。
機械的蕁麻疹の画像を公開!
【画像その1】膝の上の辺りに、HELLOと文字を書いてみます
本当にお見苦しい画像で申し訳ありません。
【画像その2】1分経過 HELLOの文字のあたりに、「かゆくなる成分」が集まってくるのを感じます
【画像その3】2分経過 文字が3Dになってきましたよ
【画像 その4】 3分後完全に文字が浮き上がりました。
【画像 その5】完全に立体文字が浮かび上がりました!
どうでしょうか?描くと痒くなるので、試さないでいいですよ。でも同じようになってしまうとしたら、あなたも機械的蕁麻疹かも知れません。
まとめ
機械的じんましんは、体質なんだと私は思うようにしました。
だから一生つきあっていく覚悟で、体に負担がかからない形で痒みを抑える。
私の場合、だんだんと悪化していったのは、薬だけに頼ろうとしていたからではないかと思うんです。
最悪の時期は、精神的にも身体的にもぼろぼろでした。
そこまで悪化する前に、セカンドオピニオンで違う医者にかかっていたらよかったのかも知れません。
この記事を読んで、同じように悩んでいる人もいるんだということで安心していただけたら嬉しいです。
これは個人の体験談ですので、ぜひ皮膚科の受診をおすすめします。
お大事にしてくださいね。
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