最近ではおとり寄せや出来合いのおせち料理も増えていますが、やはり手作りおせちには愛情も家庭の味も詰まっていますから、基本のアイテムだけでも手作りしたいものです。
でも作りなれない料理を日持ちを考えながら順番に作っていくって大変な作業。
買い物も年末にまとめて・・・となると、膨大な食品になりそうですよね。
そこで今日は、おせちを作る順番のおすすめと、買い物のスケジュールや、おせち料理の保存方法についてまとめてみました。
関連記事: 関東風お雑煮の作り方はこちらです
おせちを作る順番は?何日から作り始ればいい?
おせちの支度をはじめるのは、だいたい28日ごろの家庭が多いようです。
作る順番を考えるときに、日持ちのよい順から先に作ります。
上から日持ちする順に
1.佃煮系
2.酢の物系
3.煮物系
4.焼き物系
となりますので、順に作るように計画をたてましょう。
最後、魚や海老などの焼き物を31日(もしくは元旦当日)に作って終了ということになりますね。
するめや黒豆を戻したり、かずのこの塩抜きなどは時間がかかるので、時間を逆算して、煮たり漬けたりする予定日の前日などに済ませると効率的ですね。
いくつもお料理を作る予定でしたら、レシピをすべてチェックして、何日(何時間)かかる作業なのか紙に書き出して、逆算しながらスケジュールを組みましょう。
それと同時に、買い物リストを作っていきます。
基本調味料を大量に使いますから、醤油、砂糖、酒、みりんなどは、多めにストックしておくといいです。
では具体的に何日に何をつくるのかおすすめのスケジュールの目安をみていきましょう。
おせちを作るスケジュール目安
27日ごろから準備する食材
○ 数の子の松前漬け(塩抜きと漬かるのに時間がかかる)
○ 黒豆を水で戻す
28・29日ごろから作り始めたいおせち料理
○ 田づくり
○ *栗きんとん
(栗きんとんのあんはあらかじめ作っておき冷凍庫で保存可能)
○ 黒豆
○ 数の子の塩抜き
○ 酢の物 (味をなじませるため) 酢はす、なますなど
○ 金平ごぼう
○ たたき牛蒡
☆ こぶを水で戻す作業
30日くらいにつくりたいおせち料理
○ 昆布巻き
○ 肉類(ローストビーフ、豚角煮、牛肉の八幡巻きなど)
○ 伊達巻、錦玉子
☆ 煮物などの下茹で
31日につくりたいおせち料理
煮物(筑前煮)、えび類、魚類(鰤や鰆など)
おせちの材料の買い物はいつ何を?
生鮮食品以外の買い物はお買い得品が出た都度買ってストックしておきましょう。
お酒、ビール、真空パックのお餅、乾燥昆布、乾燥しいたけ、冷凍食品、調味料などです。
数の子も家庭用(折れ品)が安くなっているのを見たら、賞味期限を確認して買っておくことをおすすめします。
それから、25日ごろから根菜類は買っても大丈夫です。
じゃがいも、にんじん、里芋など、新聞紙に包んで涼しいところにおいて置けば日持ちします。
事前に買い物リストを作っておき、できるだけ27日までに全部の材料を揃えておけば、28日からはおせち作りに専念できますよね。
27日以降に買うもの
生鮮野菜、魚介、肉、かまぼこなど
おせちを作ったあと保存は常温でいい?
頑張って作ったおせちを、どうやって保存すれば長持ちさせられるのでしょうか。
(1)冷蔵庫で保管すれば三が日まで大丈夫なもの
作って冷ましたらタッパーに入れて冷蔵庫で保管し、食べる直前に食べる分だけ重箱に詰めます。
錦玉子
伊達巻き
栗きんとん
なます
昆布巻き
(2)1日1回加熱。冷めてから冷蔵庫に戻しておけば3が日まで大丈夫なもの
お煮しめなど
(3)冷蔵庫でそのまま1週間くらいもつもの
黒豆
煮汁ごとタッパに入れて冷蔵庫に保管しておくと4-5日はそのままで日持ちします。
多く作った場合、小分けして冷凍保存すると一ヶ月ほど持ちます。
(4)元旦に完食したいもの
出し巻き玉子
魚類
えび類
(5)2日目までに完食したいもの
肉類
雑菌の繁殖を防ぐために、重箱の中身を取り分ける際には必ず菜箸を別に用意して、直箸は使わないようにしましょう。
31日夜に詰めたおせちは暖房の効いていない寒い部屋において置けば元日まで痛まずに食べられるはずですが、昔と違い家のなかは気密性もよくなり暖かいことを考え、冷蔵庫の中に保管する人も多いようです。
まとめ
おせち料理は一度コツをつかめば来年から買って済ませてしまうもの、こだわって作りたいものなど、ペースがつかめてきそうですね。
買い物も時期的に年末は高くなりますから、食材ごとに早く買えるものは安いうちにまとめ買いなどをしておきたいものです。