この時期、忙しい通常のお仕事の合間に、クリスマス会の計画をたてるのはとても負担です。
ですが、入居者さんにとって、施設で開催される季節のイベントや誕生会を楽しみにされている方は多いはず。
今年も入居者さんに笑顔になってもらえるような企画を考えたいですよね。
目次
老人施設のクリスマス会にぴったりなプレゼントアイデア10選
少ない予算の中でも、できるだけ喜ばれるプレゼントを選びたい。
入居者さんにさしあげて、にっこりしていただけるような気の利いたものを用意したい。そんなときには以下のようなアイデアはどうでしょうか。
1. マグカップに写真をプリントして貼り付けたもの
予算は一人200円以内で収まりますが、手間がかかります。
ご本人はおそらく自分の顔を印刷されても恥ずかしがるかも知れませんので、
ご家族などが映っているお好きな写真をお借りしたほうがいいかも知れませんね。
防水、マグカップ専用のシールはオンラインでも買えますし、パソコン店などでも購入できます。
2. フリースのひざかけ
車椅子のポケットに入るようなもの。すでに持っている方でもひざかけでしたら何枚あっても便利です。
3. 小型のトートバッグ
食堂に好きなふりかけやティッシュを入れて持っていけるもの。
車椅子で移動される方が、部屋を出るとき簡単に持っていけるように。
4. きんちゃく
特に女性の入居者さんには、中にブラシや鏡が入っている巾着袋は喜ばれますね。
5. キーホルダー または ストラップ
杖につけられるような、かわいいデザインのものは喜ばれます。
認知症で小さなものを口に入れてしまう方には、別のものにしたほうがいいかも知れません。
携帯電話をお使いの入居者さんには携帯ストラップもよいですね。(最近では種類も少なくなってしまいましたが・・・)
6. 写真たて
これもいくつお部屋にあってもいいアイテムです。写真立てはどうでしょうか?
7. カレンダー
ご自宅にいる時は捨てるほどもらえたカレンダー。老人施設に入居するとなかなか気に入ったものが入手できませんので、見やすく大きな文字のカレンダーはいかがでしょうか。
8. かわいいポケットティッシュカバーと詰め替え用ティッシュ
いくつあっても足りない消耗品ですが、カバーをつけると喜ばれます。
9. 孫の手
なぜか痒いときに見つからない・・・・孫の手もあちこちにおいておきたい、お役立ちアイテムです。
特に男性の入居さん向け。
10. カード
職員さんの温かい気持ちが感じられるような、メッセージカード。
お一人ずつ入居者さんあてにお名前を書いて、メッセージがちょっと書いてあると喜ばれます。
基本的には、入居者さんと日ごろから接しているなかで、入居者さんがいつもやっていること、その上でさしあげたら便利ではないかと職員さんが感じるものを選べばきっと喜んでいただけるのではないでしょうか。
ちなみに私の母は老人ホームで車椅子生活ですが、お掃除の職員さんがなにげなく通勤途中でみつけ、持ってきてくれた「ほおずき」の実をとても大切にしています。
他の職員さんから、入院中にいただいた小さなメッセージカードも、字は読めないですがいつもテーブルの上において、片付けると怒るほど大切にしています。
結局気持ちがこもったものは、受け取るかたにちゃんと伝わるのですね。
老人ホームのクリスマス会の出し物に悩んだら?
外部のボランティアの方にダンスや楽器演奏をやっていただくというのは、入居者さんも楽しみにされているイベントだと思います。
でもやはり日ごろお世話になっているスタッフさんが、出し物で別の面を披露するというのは、とても盛り上がるようです。
1. 芸を披露する
練習も大変かとは思いますが、身近なスタッフさんが派手に踊ったり歌ったりすると、「知り合いが舞台に出ている」感覚で大うけするようです。
2. クリスマスソングと戦前に流行った懐かしの曲メドレー
歌唱力のあるスタッフさんがいらっしゃる場合には、是非生歌で。
でない場合はCDを流して、口ぱくで振り付けつきで歌うふりでもウケるかも知れません。
クリスマスソングだけではもしかしたら馴染みのない入居者さんもいるのではということで、クリスマスソングに懐かしい曲も織り交ぜてはどうでしょうか。
3. クリスマスらしい演出に凝ってみる
職員さんがサンタクロースやツリー、トナカイに扮するだけでも十分クリスマスらしい雰囲気になりますよね。
それにプラスして、入居者さんへのプレゼントを「サンタ」が配ります。
登場の仕方にも凝って、お部屋を暗くして、ジングルベルの曲を流し、サンタが登場。
大きな袋に入ったプレゼントをひとつずつ取り出し、お名前をサンタが読み上げてお渡しするだけでも、喜ばれるのではないでしょうか。
クリスマス会でゲームをやるなら。老人が安全に参加できるゲームおすすめ
1. ビンゴゲーム
つきなみですが、ビンゴゲームはちょっとした景品が用意されていると誰しもわくわくしますよね。
多少コントができるように、司会とアシスタントの人選が大切かも知れません。
単に出てきた数字を読み上げるのではなく、その数字にまつわる(日付におきかえて)小話や豆知識を付け加えるとさらに楽しいビンゴになりそうです。例えば25番なら25日のクリスマスについてウンチク、番号と同じ年号の有名な事件などの懐かしい話などです。
2. ボール運びゲーム
席を移動しなくてもできますのでお食事されるテーブルについたままでいかがでしょうか。
3. サンタとトナカイに扮したスタッフと写真撮影
衣装があれば是非。
4. CDの音楽に合わせてのハンドベル演奏
順番にハンドベルを持っていただいて、なるべく全員の方が参加できるように。
楽しい演奏を目指しますので、司会の面白いトークなども盛り込むとよいでしょう。
5. 「あんたがたどこさ」ゲーム
手を叩きながら歌い「さ」の所だけ膝を叩きます。
違うバージョンでは、足踏みしながら「さ」の部分だけ手を叩くなど、いろいろバージョンを考えておくと盛り上がりそうです。ちょっとした運動にもなりますね。
誰でも口ずさめる歌なのでかなり盛り上がりそうです。
6. この写真だれ? ゲーム
スタッフや入居者さんの幼いころの写真を用意して、誰だか当てるゲーム。
小さい写真だと全員が見られないので、大きなお部屋の場合プロジェクターのレンタルなどが必要かも知れません。
まとめ
毎年やっている同じような出し物やゲームのネタでも、ちょっとだけ趣向を凝らすなどすれば、十分使いまわしができると思います。
スタッフも楽しんで、会場の雰囲気自体を明るくするだけでも、イベントがぱあっと華やかになりますね。
頑張ってください。