七草粥を子どもに説明したい!食べる理由とは?美味しくする下処理おすすめ

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みなさん七草粥の準備はできましたか?

スーパーで七草セットは入手できたでしょうか?

お子さんに七草粥についてちゃんと説明したいというお母さんのために、七草粥の由来や食べる意味、お子さんにも美味しく食べてもらえる七草粥簡単アレンジなどをまとめました。

 

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七草粥を子供に説明したい!お正月に七草粥を食べる理由

七草粥はもともと2月に食べられていた

江戸時代までは旧暦が使われていた日本。

現在の暦が使われ始めたのは明治5年なので、それまでお正月といえば現在の2月の初旬から中旬の時期でした。

ですから七草粥は季節的には「春」に行われる行事だったのですが、春は、土の中から植物が芽を出しますね。

古代より日本では雪の下でじっと耐えていた若い芽をつみ(若菜摘みと言われました)体に取り入れることで無病息災に繋がると信じられていた習慣があり、

そこへ合流したのが、中国の節句という風習です。

1月7日は、五行節句のひとつ

日本の節句の代表といえば、

3月3日の「桃の節句」
5月5日の「端午の節句」です。

ですが、実は「節句」は5つあり、それぞれに季節の植物を使った別名が使われています。

1月7日→ 人日の節句 →七草の節句
3月3日→ 上己の節句 →の節句
5月5日→ 端午の節句 →菖蒲の節句
7月7日→ 七夕の節句 →の節句
9月9日→ 重陽の節句 →の節句

これらを五行節句といい、起源は古代中国ともいわれ、それが日本に伝わったのは奈良時代ごろといわれています。

古代中国の人日の節句では、「七種菜羹=ななしゅのさいかん」という汁物を食べて無病息災を願ったそう。

それが日本に伝わったときに、日本古来の「若菜摘み」が融合して、いまの形になったと考えられているそうです。

七草囃子

昔は「七草囃子(ななくさばやし)」といって、歌と共に大きな音を立てて七草を刻むと、効果が高まるとも考えられていました。

1月6日に七草を摘み、お囃子を唱えながら刻んで神棚に備え、翌日にお粥と一緒に調理していただくものだったそうです。

「七草なずな 唐土の鳥が 日本の国へ 渡らぬ先に ストトントン」

というお囃子はご存知でしょうか。

(Youtubeで「七草囃子」と検索すると、おはやしを唄った映像がでてきますよ)

私は東京育ちで七草の種類は覚えましたが、お囃子というのは聞いたことがありません。

上のお囃子は、「外国から鳥が飛んできて農作物を荒らさないように願って唱えたもの」のようなので、江戸では唱える風習はなかったのかも知れませんね。

春の七草の覚え方

私は子供のころに祖母に七草の言い方を教えられ、今でも覚えています。

せり 「に」 なずな ごぎょう 「に」 はこべら ほとけ 「の」 すずな すずしろ ななくさ
というバージョンです。

これが実は世間での正しい覚え方とは、若干違うことを今回調べていて知りました。

正しくは 「せり なずな・ごぎょう はこべら・ほとけのざ・すずな すずしろ 春の七草」と覚えるようです。

私は子供ながら、「ほとけのすずな」ってナンだろうとずっと思っていましたよ(笑)
ほとけのざ と すずな だったのですね。

子供の記憶力はいいですから、これを機に何度か一緒に唄って覚えてしまうのも楽しいかも知れません。

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七草粥の下ごしらえ

七草のうち、すずな(かぶ)とすずしろ(大根)以外は、もともと雑草のようなもの。日本のハーブといえばおしゃれですが、もともとは道端に生えている草ですから

「美味しく」いただくには、ちょっとした工夫が必要です。

まず灰汁。

にがくて、味がつよくて、そのまま刻んでお粥に混ぜただけでは、お子さんのトラウマになりかねません(笑)

カブやだいこんは、食べやすい大きさに切って、おかゆと一緒に炊くというおうちが多いです。

そして、そのほかの草類は、

「塩もみ」して灰汁をだし、流水で洗うとかなり苦味や青臭さがとれるそうです。

または熱湯で、さっと10秒ほどゆがき、冷水で洗うなどの方法も、みなさんやってらっしゃいますね。

そうやって下処理をしたものを、おかゆの余熱だけで調理する。

炊飯器でしたら、最後の1分くらいで炊飯器の中に放り込む。

最後は塩でいただく、というのが大人の食べ方ですが、

お子さんの場合は、もっと味付けを濃くしないと、もしかしたら食べてもらえない可能性があります。

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七草粥 子供でも美味しく食べられるアレンジ

その場合には、

○ 中華だしを入れ中華がゆにする。

○ お粥を炊くときに、こぶや少量のうすくち醤油を足しておかゆそのものに味をつける。

○ 鳥の手羽と一緒にお粥を炊いて 参鶏湯風にする

○ 和風だしでしょうゆ・みりんで味付けし、最後卵をいれて、卵とじ粥に

○ 焼いた塩鮭をほぐしてお粥に混ぜる

洋風でしたら、リゾットですね。

○ 炊いたごはんを牛乳でことこと泡だ立たないように煮て、チーズで仕上げてリゾット風

いろいろと工夫ができそうです。

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まとめ

祖母の作ってくれた七草粥の味は、祖母と楽しい時間を過ごしたことと一緒にいまでもお正月になると思い出されます。

七草粥を食べるという習慣をお子さんと一緒に、自分も楽しむ。それが一番大切なことじゃないかと思います。

年末年始・お正月, 日本の習慣・行事

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