節分といえば豆まきですね!

豆まき用の豆は大豆です。

それを炒ったものが福豆として節分の時期になると店頭に並びます。

地方によっては大豆の代わりにピーナッツをまくところもあるそうですが

大豆にしろピーナツにしろ節分の豆って「歳の数だけ」食べると言われているのですがそれは何故だと思いますか?

節分の前にこの記事を読んで、節分の主役、福豆について知識を深めておきましょう!

 

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節分の豆はいくつ食べるもの?

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節分の豆は正式には年齢プラス1個を食べるものとされています。

1個足すってなんだか面白いですが、これには理由があるんですよ。

その説明の前に、節分に大豆を使う理由について触れておきましょう。

昔の人は、季節の節目にさまざまな縁起担ぎや厄払いで1年の無病息災を祈りました。節分もそのひとつ。

栄養状態もよくなく、医療が発達していなかったので、ただの風邪でもかかると亡くなる人も多かったのです。

そのため、厄払いがとても重要なことだったのですね。

大豆はお米と同じように神事に使われる大切な穀物でした。ただお米だと粒が小さいですし、鬼退治には大豆くらい粒が大きくないと役に立たないため大豆が使われるようになったのではないでしょうか。地方によっては小豆だったそうです。

大豆はそのままでは福豆の役割をしません。

炒って火を通すからこそ意義があります。

火で炒ることで、邪気を払い、福を取り込むという意味があるのです。

また、生のままだと豆をまいたあと気づかず放置された豆から芽が出てしまうことがあって、それが昔は不吉なこととされてました。

福豆はいわば旧年の厄災を背負っているわけで、そこから芽が出てはいけないんです。

そこで、本題なのですが、

旧暦の新年は2月で、節分はいわば大晦日のような位置づけでした。

年齢に1粒足すのは、

“次の年”が健康で幸せに過ごせますように、という願いが込められているためだと言われています。

その年齢は数え年で勘定するのが本来の豆の数。

ですから数え年 プラス 1  が、正式な食べる豆の数なのですね。

実際に数え年の計算方法を次章で説明していますのでご覧ください!

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節分の豆を食べる数|数え歳の数え方

満年齢は、いわば今の年齢の数え方で、誕生日で1歳年をとりますよね。

ところが数え年は昔の1月1日(つまり現在の2月4日ごろ)で年をとります。

生まれた時を1歳としてお正月が来るたびに年齢を1歳重ねるという計算方法なんです。

数え年は今でも行事ごとで使用するので、数え方は覚えておいたほうがいいかも知れません。

たとえば七五三も昔は「数え年」で祝うものでした。(現在は「満年齢」や「数え年」が地域によって使い分けされています)

また、長寿の祝い事で節目にも

還暦  60歳
古稀  70歳
喜寿  77歳
傘寿  80歳
米寿  88歳

などがありますが、これらも数え年なんです。

このように昔から行われている行事では「数え年」を利用することが多いんですね。

そこで自分は数えで何歳?という話になります。

私も時々わからなくなりますが、簡単にわかる方法があるのでご紹介します。

その年の誕生日をまだ迎えていない場合 満年齢+2歳 (元日から誕生日前日まで)
その年の誕生日をすでに迎えた場合 満年齢+1歳  (誕生日当日から次の元日まで)

です。

これならわかりますね!

数えで勘定すると、一気に年をとってしまったような気がしますが・・・

計算方法についてはお分かりいただけたでしょうか?

お豆の数は、実際のところ「年齢の数プラス1」はみなさん守ってないようですから、あまりこだわって気にしなくても大丈夫です。

みんなで楽しく、豆まきをして笑顔ですごせば自然と福の神様もやってくることでしょう。

肝心なのはみんなで楽しむことです。

ただ、福豆の食べすぎには注意したほうがいいです。

大豆はいくら体に良いとは言え、食べ過ぎると不調の原因になってしまいます。

 

節分の豆を食べすぎると体に悪い?

大豆には植物性たんぱく質が豊富に含まれている上、主に胚芽のなかにイソフラボンというポリフェノールの一種が含まれているのはよく知られたところ。

イソフラボンが女性ホルモンの働きに似た効果を持つことから、更年期障害などの改善に効果があるのではないかといわれています。

でも食べすぎは消化不良の原因になります。

私は煮豆が好きで本当によく食べるのですが、食べ過ぎると必ず便秘なる上、ガスが溜まって苦しい思いをします。

なのに好きだから食べてしまうという、悪循環を繰り返しているのですが

食物繊維がたくさん含まれている大豆で便秘とは、不思議ですよね。

これは、食物繊維のバランスが関係しているんです。

食物繊維には二種類あるのはご存知でしょうか。

水溶性と不溶性、それぞれで性質が異なります。

大豆にはこの二種類の食物繊維が含まれているのですが、その比率は 水溶性1 に対して 不溶性が6

食物繊維は両方をバランスよく摂取することで ぜん動運動を促し、お通じをよくしてくれるのですが、

大豆を食べ過ぎてしまうと不溶性食物繊維のとりすぎになります。

不溶性食物繊維は腸のなかで分解されにくく、適量を食べれば有害物質を吸着して排出してくれますが、そのためには水溶性食物繊維も適量とっていることが条件です。

大豆のように不溶性を多く含む食品はバランスが大きく崩れ、つまりガスばかりが溜まり、下っ腹がぽっこり状態になってしまうのです。

なかなか出てくれないので苦しいですよ。

という理由から、あとで苦しくならないように福豆は適量にとどめておくのがベストです。

 

まとめ

節分のお豆について、解説しました。

豆まきは楽しんで行うということと、お豆の食べすぎには注意!

ではよい節分をお迎えください!

日本の習慣・行事

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