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鏡餅はいつ食べるもの?パックの鏡餅の美味しい食べ方と保存方法おすすめ

松の内が明ける1月7日にお正月飾りは片付けるとされていますが、お供えしてあった鏡餅はどうすればいいのでしょうか?

鏡餅は、お正月のあいだ神様に供えてあったもの。

松の内が明けたら神様もお帰りになるんだから、食べちゃっていいんじゃないのかな?

と、思う人もいらっしゃると思うんですが、鏡餅はそのタイミングで食べるものではないんですよ。

 

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鏡餅はいつ食べるもの?1月7日に食べてしまったらだめ?

絶対にダメというわけではありませんが・・・・

せっかく三が日にはおせちをいただき、初詣も行って、松の内までちゃんと待ってお正月飾りの片付けをされたのであれば

最後までしきたりどおりお正月を終わってもいいかと思いますので、是非鏡餅のパックを開けるのは1月11日まで待ちましょう。

ということで、鏡餅を食べる日について解説します。

 

鏡餅を鏡開きの1月11日になってから食べる意味

鏡餅を食べていいのは1月11日以降です。

その日にお餅を「割って」食することを「鏡開き」といいます。

日本でお餅は、古来から重要な日に神さまに捧げる神聖な食べ物でした。

農耕民族として、お米とか稲穂など農作物から作るものを「神聖」なものとして大切にしてきたのは、例えばお米から作られるお酒が行事に使われることから分かりますね。

年末に、門松やしめ縄で年神様を家にお迎えしますが、年神様はお正月、全ての人や物に新しい生命を与えるために現れると伝えられていて、

その霊力はお供えした鏡餅に宿ると考えられています。

そのために鏡餅を食べることで新しい生命をいただく、つまり鏡餅は食べて一年の無病息災を祈るという意味を持っているわけです。

鏡開きの日にちは地方によってかわり、1月7日に松の内があける地方では鏡開きは1月11日、1月15日に松の内がおわるところでは鏡開きを1月20日に行うのが一般的だそうです。

 

鏡餅を「開く」ってどういう意味?

パックの鏡餅は賞味期限も長いですし、包装から出せばすぐに食べられる状態ですよね。

でも本来の鏡餅はお正月をすぎると、乾燥して固くなります。

そもそも切り餅でさえ包装から出しておけば固くなってしまうものなんです。

そんな鏡餅を小さく分けて食べられるようにする時に、鏡開きでは刃物類を使いません。

包丁を使って切るのは「縁起が悪い」とされているのですね。

木槌やすりこぎなどで「割る」のが本来の鏡開きのやり方になります。

なぜ縁起が悪いといわれるのかといいますと、一説によればもともと鏡開きは武家に伝わる慣習で、「切る」という行為が「切腹」を連想させるためだったからだそうです。

また神様に刃を向けるのが失礼だという理由もあります。

そして「割る」という言葉も縁起が悪いということで、「開く」に言い換えられたということだそうです。

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鏡餅を美味しくいただく食べ方は?

まずはパックから出しましょう。

パックのお餅には何種類かありますが、

なかに小さなお餅のパックがいくつか入っているものはそのまま開ければ食べられて簡単です。

ところが大きな鏡餅がそのまま入っているタイプは、プラスチックがぴったりとはりついて、取れないんです・・・・

鋏で無理やりとか・・・包丁を使ってパックのまま切るという方も多くいますが

あくまで慣習にこだわりたい、包丁を使いたくない!という場合には

お鍋にお湯をはって10-15分パックのまま茹でるとよいそうですよ。

そうすると比較的簡単に包装がはがせますし、刃物を使わなくてもお餅を手でちぎれるようになる、ということです。

それでもまだ固いという場合には、パックから出して、クッキングシートに載せたお餅をラップでくるみ、15秒単位で様子をみながら電子レンジで温めるとよいようです。

とはいえ、現実的には、包丁が一番手っ取りいんですよね。

包丁を使えば、パックの上部に切り込みを入れると空気が入り、プラスチックがみるみるはがれます。

あとは適当な大きさに切り分けるのみ。

それでも固い場合は、やはり電子レンジで(ほどよい固さになるまで、数十秒)温めると切りやすくなります。

食べ方ですが、平日だと忙しいですよね。

ですが鏡開きでは11日にお餅を食べることに意味がありますから、料理する時間がない場合はレトルトのお汁粉でもいいのでは?
やわらかくしたお餅を入れると、簡単にお汁粉が食べられます。

そのとき電子レンジを使うとおもちがすぐやわらかくなって時短でできます。

おもちがお皿にべったりくっかないように、100円ショップで入手できる電子レンジ用のお餅トレイがあると便利です。

また、オーブントースターで焼いて、磯部巻きや、お砂糖と塩で味付けしたきなこをまぶす安倍川も美味しいですね。

私のおすすめは、お味噌汁に焼いたお餅を入れて「力うどん」ならぬ、「力味噌汁」ですw。

夕飯にいかがでしょう。

豚肉や野菜をたっぷり入れて(トン汁です)、その中に最後焼いたお餅をいれ、七味唐辛子をいれて、わたしは年間通してよく食べているのですが、美味しいですよ。

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鏡餅にカビを生やさないよう保存したいが、方法は?

小さい鏡餅ならすぐ消費できますが、大きなものを買ってあった場合、一度では食べきれないですよね。

その場合は、冷凍してしまいましょう。

できるだけ空気を残さないよう一回分ずつ(2~3個程度)をラップにまず包みます。

さらにフリーザーバッグに入れてしっかりと空気を抜いて封をして冷凍保存します。

冷凍するとどうしても乾燥したり、臭いがうつりますから、二重に包んでくださいね。

一ヶ月くらいで食べ切るようにしましょう。

解凍方法は?

解凍はせずに、凍った状態で焼く、レンジ温める、をしてOKです。

ただし、冷凍庫から出したばかりだと、網などで焼く場合はゆっくりと弱火で焼きましょう。

そうしないと表面だけが焦げて、中まで火が通らないということがあります。

1時間くらい前に冷凍庫から出しておけば、室温でほぼ解凍されます。

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まとめ

鏡餅の食べ方や鏡開きについてまとめました。

お正月のしめくくりですので、是非家でも鏡開きをやって、よい年にしてください。

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