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おせち料理の中身が知りたい!人気おせち料理一覧、食材の意味、重箱の詰め方

毎年決まったおせち料理を作るご家庭でも、たまには違うものを入れてみたいときってありませんか。

そんなとき他の家ではどんなおせちを今年は作るのか、気になりますよね。

そもそもおせち料理の中身って合わせるといったい何種類くらいあるのでしょうか。

ということで、今日は一般的なおせち料理の数を調べてみました。

 

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おせち料理の中身

おせち料理の中身基本15品

いくらのしょうゆ漬け
えび (鬼殻焼き、旨煮、煮物、蒸しえび、えび塩焼き)
かずのこ (松前漬け)
菊花かぶの甘酢漬け
栗きんとん
黒豆
紅白かまぼこ
紅白なます
ごまめ(田作り)
小肌粟漬
さば(にしん)の昆布巻き
たたき牛蒡
伊達巻き
筑前煮(煮しめ)
錦玉子

おせち料理の中身-魚介

ぶりの照り焼き

うなぎ
鰆の西京焼き
酢だこ
棒だら
エビチリ
あなごの八幡巻き

おせち料理の中身-お肉

牛肉の八幡巻き
松風焼き
豚角煮
ローストビーフ
から揚げ
焼き豚

おせち料理の中身-山菜その他

淡雪寒
くるみの飴煮
高野豆腐(盾豆腐)
手綱こんにゃく
ゆりね
くわい(揚げ物、煮物)
きんぴらごぼう
レンコン(煮物、酢蓮、花レンコン)
テリーヌ
だし巻き玉子
ちょろぎ
おたふくマメ
たけのこ 梅花にんじんの煮物
里芋(やつがしら)の煮物

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おせち料理の意味

日本文化としてのおせち料理はとても奥が深いですね。
代表的な食材やお料理について、それぞれどんな意味を持ち、食されてきたのか、まとめてみました。

紅白のかまぼこ
初日の出の形に似ているのでおめでたい
赤は魔よけの色、白は清浄の意味

伊達巻き
伊達=華やかさを現す
昔は大事な書簡は巻物だったことから、学問の成就を願う

黒豆
元気に(まめに)働けますようにという意味をこめて。
黒は魔よけの意味も。

かずのこ
沢山の卵でできていることから、子宝と子孫繁栄

栗きんとん
黄金に輝く小判の山に例えられて、
豊かさと勝負運。財産が貯まる願いをかけて。

田作り(ごまめ)
江戸時代に肥料として方口いわしが使われたことから、五穀豊穣を願って

紅白なます
紅白の水引をかたどったもの。おめでたい意味。

錦玉子
黄色(金)、白(銀)の錦にたとえて。錦は財宝に通じるので縁起がよいとされている

海老
腰が曲がった姿を老人にたとえて、長寿を祈るもの

小肌粟漬
成長とともに呼び名が変わる出世魚なので縁起をかついで
シンコ→コハダ→ナカズミ→コノシロ

たたき牛蒡
家族、家業がその土地にしっかり根を張って安泰に暮らせるように

棒だら (関西)
たら=たらふく食べられる という意味

ぶり
成長に伴って名前を変えることから、出世を願って
(関東ではワカシ→イナダ→サンパク→ワラサ→ブリ)


「めでたい」の語呂合わせから

しいたけ
しいたけの笠を陣笠に見立て神様へのお供えとして使われていた。元気・壮健への願い

高野豆腐
煮含めた高野豆腐に焼き目をつけて、盾に見立て、家内安全を祈る

手綱こんにゃく
結び目が円満や良縁に通じるので、縁を結ぶという縁起かつぎ。

梅花にんじん
梅は花が咲くと必ず実を結ぶことから、縁起物で

れんこん(蓮)
穴があいたレンコンは、先を見通せるように

くわい
芽が出ること、子球がたくさんとれることから、子孫繁栄
くわい=かい=快 で快く一年を過ごせるように

里芋
子芋がたくさんつくので、子宝を祈って

ちょろぎ
当て字で「長老木」「長老喜」「千代老木」といったおめでたい漢字が使われるため、長寿を願う縁起物

おたふくマメ
お多福豆の漢字で、福を招く

昆布
「こぶ」=喜ぶの言葉にかけて縁起物
子生婦(こんぶ)で子孫繁栄。

菊花かぶ
おめでたい菊の形。紅白でめでたい。

くるみ
くるみの硬い殻が家庭を守るたとえとして実りや家庭円満への願い。

やつがしら
万事人の上に立てるよう、「頭」になれるようにと出世への願い。

だいだい(橙)
黄色=太陽や生命力の象徴。代々家が続くという縁起から。

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おせちの重箱の意味と詰め方

おせちは重箱に詰めるものですが、重箱そのものや詰める段にも意味があるんです。

お重箱には「めでたさや幸せが重なるように」という意味がこめられているそうです。

お取り寄せだと2-3段が多いですが、正式な段数は四段です。

上から
「一の重」
「二の重」
「三の重」
「与の重」(四は縁起が悪いため)

と呼び名が決まっています。

それぞれに詰めるものにも決まりがあって、

「一の重」

甘めの料理を中心に。

口取り(かまぼこ、栗きんとん、昆布巻き、伊達巻き、魚の甘露煮など)

祝い肴(関東では田作り、数の子、黒豆。 関西ではたたき牛蒡、数の子、黒豆)

*祝い肴は口取りの一種です。

「二の重」
焼き物(鯛や鰤などの焼き魚、海老をはじめとする海の幸

「三の重」
酢の物(紅白なますなど)

「四の重」
煮物(里芋、クワイ、レンコンやにんじんなど山の幸を使った煮物や、筑前煮、こんにゃくなど)

 

お重の詰め方コツ

先に、どの段にどの料理を詰めるか、仕分けしておく

かまぼこなど、形が決まっていてくずれない料理を先に詰めていく

奥から手前に詰めていく

仕切り(葉らん-緑色のプラスチックの葉っぱのことですや、器で味がお互いに移らないように)
特に汁気の出やすいものは、器に入れましょう

薄いものは重ねてもり、料理の高さがだいたいそろうように詰める

魚や海老は、頭を左に向ける

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あとがき

こうして改めておせち料理の意味を知ると、さらに美味しく一品一品を大切にいただけそうです。

中華風や洋風おせちも美味しいですが、和風のお重で今年は統一するのもいいかな、と思います。

 

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