お風呂の壁や天井に黒いカビが!

換気扇がない、窓が小さいなどの理由で湿気が残ったままで翌朝まで乾かないお風呂場。

塩素系カビ取り剤は刺激が強すぎて、頻繁に使っていたら身体に影響があるのではないかと心配ですし、なんとかしたいですよね。

ということで、今回はお風呂場のカビ対策について何が効果的なのか調べてみました。

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お風呂の天井に発生したカビを除去する方法

天井に黒かびがついてしまったら、一度きれいに取除かなくてはいけません。

そのためには、塩素系かび取り剤の使用は免れないようです。

消毒用エタノールなどを散布するのは、きれいに掃除したあとのかび防止策のためですので、まずは塩素系かび取り剤できれいに黴を取除いて、そのあとかびが生えにくい環境を作ることが大切です。

塩素系かび取り剤を少しでも安全に使うためには

(1) 塩素系かび取り剤の使用対策と道具

まずはお子さんの避難先を確保しましょう。作業するあいだ預かってもらえる先はありませんか。

お風呂場の換気をよくするために、家全体の風通しをよくする必要があります。

部屋や扉を全部あけてお風呂場に塩素が充満しないようにします。

扇風機があれば、お風呂場の外から中へ風を送ります。小さな窓でもそうすることによって空気の流れができますね。

作業するさいに必要なのは

○ 床専用ワイパーなどの、先が平らで古い布巾などをくくりつけられる柄のついたもの。
○ 古い布
○ 古いタオル(水滴をとる用)
○ ゴム手袋
○ マスクと目を保護するゴーグルやめがね
○ すべらない脚立か踏み台 (天井のすみにワイパーの先が届かない場合にそなえて)
※風呂がまのふちに立つと、風呂釜ががくんと動くことがあります。

(2) 絶対にやってはいけないこと

強力に効くだろうからと、他の液体とまぜてはダメです。
絶対にやめましょう。
特にトイレ掃除用洗剤と混ぜると、本当に有毒ガスが発生します。

塩素系かび取り剤の散布の仕方

天井の水滴をよく取っておきましょう

床専用ワイパーなどの先に乾いた古布を装着します。

天井に直接カビとり剤を吹き付けるとタレてきますので、ワイパーの先の布にたっぷり吹きつけ、天井に押し付けるように塗っていきます。

自分にかからないようにワイパーの長さを利用して、自分が真下に立たないようにします。

30分ほど放置して、水で流します。

バスタオルで完全に水気をとって、扇風機フル回転で乾燥させます。

 

お風呂の天井にカビが発生しないように予防するには

こうして一度黒かびを退治したら、次から黒かびを発生させない対策を取っていきます。

せっかく苦労して除去した黒かびですが、今までどおりにお風呂場を使用していたら、あっという間に(ほんの1週間もたたないうちに)カビが戻ってきます。

お風呂を使ったあとに風呂場の湿度を減らす対策

かびは湿気で発生しますから、お風呂場の乾燥を心がけます。

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○ 入浴後にお湯を入れたままにする場合にはふたを必ずする
○ 出来れば水をすぐ抜いてしまった方がよい
○ お風呂からあがるときに、浴室全体(天井にも)に冷水シャワーをかける
○ その後にタオルで壁や天井の水気を軽く拭く
○ 換気のために窓や風呂場の入り口を開けておく
○ 換気のために扇風機を利用する

扇風機や古タオルを脱衣所に用意しておくといいですね。

 

お風呂の天井のカビ予防にエタノールは有効?他に効くスプレーはある?

かびの発生を防ぐためには、防かび効果のあるスプレーを定期的に散布させるとよいようです。

消毒用エタノール

エタノールには漂白作用がないため、エタノールで黒ずみをとることはできません。
天井の黒ずみを取るためには上記で紹介した方法で行ってください。

あらかじめきれいにしてから、かび発生防止のためにエタノールを散布します。

薬局にいくと2種類のエタノールがあります。
○ 無水エタノール
○ 消毒用エタノール (無水エタノールをあらかじめ80%に薄めたもの)

無水エタノールは原液で使っても殺菌効果がないので、必ず水で薄める必要があります。

消毒用エタノールは薄めずそのまま使えますから、薄める手間はかかりませんね。

逆性石鹸液 (塩化ベンザルコニウム)

薬局に置いてある消毒殺菌効果のある薬剤です。

手指の消毒などに使われているものです。

50%、10%、ほか低濃度の水溶液が市販されています。

風呂場のかび対策であれば、10%希釈液を買ってきたとすると、200倍に薄めるとカビ取り効果があるとのこと。

こちらも漂白作用はありませんので、かびは退治できても黒ずみはとれません。

10%希釈液を200倍に薄めるためには→ 水1リットルに対して10ml
あまった希釈液は、掃除やつけおき用にして、なるべく数日で使い切りましょう。

上記のエタノールに比べると、コストパフォーマンスは塩化ベンザルコニウムのほうがよいし、エタノールよりも匂いも弱いということなので、おすすめです。

台所塩素系漂白剤

ふきんなどを漂白する液を、スプレーに適宜希釈してお風呂の天井に吹き付けておくと、やはり防かび効果があるそうです。

こちらはカビ取り剤よりも刺激臭がないのですが、万が一垂れてくると、服などに白染みができますね。

0.5リットル入りのスプレーボトルに対し、漂白剤キャップ2~3入れ水を満タンまで入れます。
使い始めてから効果をみながら薄める度合いを調節するとよいようです。

 

お風呂の天井の黒かび対策のまとめ

とにかく水気・湿気をお風呂場に残さないということが防止の大前提ということですね。

そしてマメに上記のスプレーを使って、かびを生やさない環境にするということです。

黒かびが万が一発生してしまっても、その都度こまめにかび取り剤を使用して取除けば、大事にならずにすみます。

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